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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2013年3月18日

今朝、起きたら鬱だった。
何の前触れもなく鬱だった。
何の心当たりもなく鬱だった。

メンタルクリニックの通院日なのに、行くことができなかった。妻に薬だけもらいに行ってもらった。

昨日までは、外に出るのが億劫だとか、いまいち気力がないとか、気が重いとか、「鬱」とまでいかないレベルだった。これらは一般的に言われる「鬱」の症状のように思えるかもしれないが、自分の中では「鬱」ではなく、まだまだ「憂鬱」のレベルである。何度も何度も何度も何度も書いてきたが、「鬱」と「憂鬱」は全く別物である。

どう違うと言われても、説明できない。はじめて「鬱」に陥った時、自分の心身に何が起きているのか、全くわからなかった。今まで体験したことのない感覚であり、それ故に何かに例えることができなくて、言語化することもできなかった。今でも人には説明できない。「鬱」はあくまでも「鬱」なのだ。他の何者とも違う心と体の状態である。

鬱に陥ったのは、おそらく去年ODしたとき以来だろう。なにがトリガーになっているかもわからない。季節の変わり目などに、ホルモンのバランスがちょっと崩れただけで、だだだっと体調を崩すことが多いが、鬱もまたその一つに過ぎないのだと思っている。

鬱は22時を過ぎて、少し落ち着いてきた。それまでは布団にくるまって、目をぎゅっとつぶり、眉間にしわを寄せて、妻に「ごめんよ、ごめんよ」と言っていた。何にもないのに罪悪感や自己嫌悪を感じたり、「自分なんて死ねばいいのに」という希死念慮が出るのも、鬱の特徴である。ちょっとややこしいが、「死ねばいいのに」は「死にたい」と少し違う。違うからこそ去年は油断した。

外では嵐のように凄まじい風が吹いている。自分の鬱も、この風とともに吹き飛んでしまえ。