妻が入院して手術することを、先日父と兄にメールで知らせたところ、2人とも心配して電話してきた。
2人とも勘違いしていたのだが、今回の手術は、良性か悪性かを検査するための手術ではなく、病変そのものを除去する手術である。自分の書いた日記を読みなおしてみても、なんか曖昧に書いているので、この日記を読んでいる方も誤解されているかもしない。
元々は、妻が6月頃に咳が止まらなくなったところから始まる。近くの内科クリニックに行って薬をもらったのだが、それでも咳は治まらなかったので、胸のレントゲンを撮ってみた。すると、ちょっと気になるので大きな病院でCTを撮ってください、と言われたのだ。
紹介状を持ってK病院を訪れたのが7月。その時のCT検査の結果は、肺全体になんかもやもやがかかっていて、それとは別に肺の端っこにかすかな影がある。多分炎症かと思いますが、3ヶ月後にもう一度CTを撮りましょう、と言われた。
そして先日、2回目のCT検査を行った結果、全体的にかかっていたもやもやは無くなっていたのだが、端っこのかすかな影は消えてなかった。ここに何かある、というのは確実だった。咳が止まらなかったのとは関係なかったようで、偶然見つかったのである。
それはまだ6ミリくらいの小さな何かだが、体を傷つけずに内視鏡を使って細胞を取ってきて病理検査、ということが位置的にできないらしい。取ってくるなら手術しかない、ということで、外科に回された。
今回の手術は検査のためではない。6ミリくらいの腫瘍か何かなので、その辺りの組織をごっそり(でもないか)取ってきておしまいである。その後、改めて病理検査するだろうが、悪性だったとしても、まだ6ミリという小ささである。周りの組織ごと切除するので問題ない、とのことだ。
今は何の症状もないし、いまいち妻も実感がわかないようだ。内視鏡を使う手術で、内視鏡を入れる穴と、その左右から病変を切除するアームを2本入れるので、それら3つの穴があくだけである。体への負担は軽く、術後も「痛い」というのを除けば、特に心配はなく、1週間くらいで退院できるとのこと。2人ともあまり危機感はない。
台風情報は少し変わって、入院日にはまだ台風は来ないようだ。荷物も多いし、少しでも天気がいいといいな。