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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2013年1月30日

昨日に引き続き、今日のお昼にまた友人FからSkypeに入電。昨日のチャットの続きなのだが、なんでも、
「しんどい時や鬱の時に、眼球を上に向けるといい」
と教えてくれた。

目の周りの筋肉の運動かな、でも上だけ?と思って「下とか横はやらなくていいの?」と聞いたところ、「下はだめ」とのこと。

人はしんどいときや辛いときに、無意識に下を見る、というか眼球が下を向くという。だから、眼球を上に向けたら、脳が錯覚して明るい気持ちになるのだとか。そう言えば、作り笑いでもいいから笑ってみれば、不愉快な気持ちが消えていくということを聞いたことがある。彼女曰く、これがNLPらしい。

NLPという言葉はときどき聞くが、具体的にどういうものかはよく知らなかった。Wikipediaで調べても「神経言語プログラミング」という名前と、いろんな方面の学者から問題視されている、ということが書かれているだけで、これは一体なんだろうと思っていた。

一口にNLPといっても、いろいろ流派はあるみたいで、彼女が学んだのはこのような、
「目や体を使った脳へのアプローチによる気分の改善」
というものを体系だてたものらしい。

別に科学的に解明されていてもいなくてもいい。科学は万能ではないし、解明されていないといっても、それは「まだ解明されていないだけ」かもしれない。最終的には「良くなればいい」「治ればいい」のだ。頭ごなしに否定はしない。先日書いたスピリチュアルなものに対するスタンスも同じである。

しかし、そのスタンスと相反するようだが、次から次へといろんな人が持ってくる民間療法的なものにはうんざりしている。今回の「眼球を上に向けるだけ」というような「金がかからないもの」ならウェルカムである。

昨日のお昼前に、友人FからSkypeに入電。友人Fとは最近ちょくちょくSkypeでチャットをしている。(友人Fについては過去の記事を参照)

最初は、
「iPadやAndroidでアプリ作るのには、何から勉強したらいい?」
という質問だったのだが、しばらくチャットをしていたら話があちこちに飛んで、減薬の話題になった。減薬を勧めてくれたのは彼女なのだが、私の日記を読んで、
「減薬のペースが早すぎない?」
とのこと。

確かに、自分でも、
「少し減らしてからしばらく様子を見て、大丈夫そうだったらまた少し減らす」
という感じで、医者も慎重に減らしていくかと思っていたが、前々回の診察でデパスを3mgから2mgに減らしたばかりなのに、前回また1mgに減った。これだけ早いと逆に離脱症状が出ないか心配である。今のところは大丈夫みたいだが。

デパスとは抗不安効果や催眠効果があり、メンタルな病気でよく用いられる精神安定剤で、「エチゾラム」という成分を配当したチエノジアゼピン系の薬である。エチゾラムは抗鬱剤や安定剤、眠剤などでよく用いられるベンゾジアゼピン系の薬に近い依存性を持つ。

ベンゾジアゼピン系の薬には特に依存性があり、いきなり薬を抜くと離脱症状(禁断症状)が現れるので、減薬は慎重に行わなければならない。友人Fが教えてくれたのだが、「アシュトンマニュアル」という、ベンゾジアゼピン系を減薬するためのマニュアルがあるという。(詳しくはこちら )けっこう長いので、自分もまだ全部は読んでないのだが、とにかく減薬は慎重に行わければならないとのことだ。

しかし、医者はかなりのペースで減らしていっている。減薬は自ら希望したのだが、こんなペースで減らしていって大丈夫なのだろうか。今度の診察で、減薬についてのリスクについて、医者に聞いてみることにしよう。

それにしても、友人Fは次から次へと情報を持ってきてくれるし、アドバイスをくれる。自分が彼女に依存しないように気をつけなくては。