先週「記憶を消去したい」という記事を書いた。
ときどき、「過去の嫌な出来事」が頭の中に浮かんではぐるぐると回って他のことが考えられなくなる。その「嫌な出来事」というのは、ある限定的なことがらである。それが自分の中でぐるぐると回っている間、自分はある種の狂気の中にいる。とてつもなく極端なことを考え、とてつもなくネガティブになり、突拍子もないことをやろうかと真剣に悩んだりする。正気に戻った自分の頭で改めて考えると、とても恐ろしい。
自分は今日、その根っこを掴んだような気がする。昨日もその狂気に襲われたのだが、なぜそうなったのか、何が原因なのか、そのトリガーは何なのか。自分の心の中を、自分の思考パターンを、自分の感情の変化を、そして自分の性格を、徹底的に客観視し、結果から原因を探り当て、「多分これだ」と掴んだ感触がある。少なくとも昨日の狂気のトリガーは「あれ」だ、そう考えると自分の中で辻褄が合う。他の人には全く理解できない思考回路かもしれないが。
しかし、その根っこはかなり深い。「過去にあったこと」と「過去になかったこと」これら2つの要因が、トラウマとコンプレックスで歪んだ自分の思考回路を通して結びついてしまうと、狂気に陥る。それに抗うすべは今のところ持ち合わせていない。その根っこを掘り起こすことは、過去を書き換えるということである。それは去年の自殺未遂の発端とも関連してくるのだ。それだけ根が深い。
過去を書き換えるとことも記憶を消去することもできない。自分にできるのは、狂気に陥った自分をどうにかしてコントロールすることしかないだろう。
あとは時間が解決してくれるのを待つしかない。狂気と背中合わせに生きていくしかない。