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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2012年4月

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オーブントースターである。
 
引っ越したら、一番欲しいと思っていたものである。こんなにハイスペックである。
 
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前のアパートのキッチンは超狭く、オーブントースターを置くスペースすらなかった。実は、その前に住んでいたマンションも、間取り自体は2LDKと広かったが、キッチン自体は狭く、やはりオーブントースターは置けなかった。
 
オーブントースターがあればトーストも焼けるし、グラタンとかいろいろな料理も簡単にできる。電子レンジにオーブン機能はあるが、いちいち中段に網を置いて、トーストを焼くのにも途中でひっくり返さないといけないというめんどくささ。しかも冷蔵庫の上に置いているので、私はまだしも妻には高すぎて危険である。なので、オーブンの機能は使ってなかった。
 
置く場所があったら、オーブントースターが欲しい。ずっとそう思っていた。そして、とりあえずキッチンに全部放り込んだ段ボールがほぼ片付いたので、やっとの思いで購入した。できるだけいいものを安く、と探しまわった結果、Amazonでほしい機能が全部入った商品が、安く売られていたので購入。定価6,825円の品が2,280円。Amazon直販なので送料はゼロ。新品なのになんでこんなに安いんだろう。型落ち品か、アウトレットか?とにかく、さっき届いたので、さっそくトーストを焼いて食べてみた。うまい。ちょっと感動である。
 
ところで、なぜこんな小さな台にちょこんと置いているかというと、置くスペースは確保できたが、その下のものがまだないからだ。あと2つ購入する予定のものがあって、ひとつはキッチン用のテーブルと椅子、そしてもうひとつが食器棚である。
 
今まで使っていた食器棚も当然あるのだが、超小さい。夫婦2人分が最低限使うだけの食器を、パズルのように押し込んでいる。何回も結婚式の披露宴に出席して、引き出物でいただいたたくさんの食器はずっと段ボールの中で眠っていた。ここにもう一つ新しい食器棚を買って、その上にオーブントースターとポットを乗せるのだ。
 
キッチンのテーブルは、言わずもがなである。今までモノであふれた居間の小さなちゃぶ台で、窮屈そうにご飯を食べていた。それは今もまだ同じ状態ではあるが、せっかくダイニングキッチンがあるのだ。テーブルと椅子を買って、そっちでご飯を食べたいではないか。
 
これからは、椅子に座ってテーブルでトーストを食べるのだ。実に贅沢な話である。

先日、自治会費の集金に一つ下の階の方がいらっしゃった。こういう集金は当番制らしく、他にも自治会のことをいろいろ教えてくれた。10棟を超える団地群である。かなりしっかりした自治会組織のようで、密なコミュニティが形成されているようだ。

 
そして今朝、郵便受けを見たら「自治会 定期総会関係資料」という小冊子が入っていた。読んでみると、1年に1回の定期総会の案内と、自治会規約、各役員名簿、昨年度の事業実施報告書と決算報告書、今年度の事業実施予定と予算などが細かく書かれていた。役員の数も多く、たくさんの○○委員会、というのがある。むむむ、これは本当にきちんとした自治会だぞ、と思っていたら、
 
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むっちゃ歴史古い。
 
昼前に、自治会の役員の方が来訪し、改めて自治会のことや定期総会のことを教えてくれて、住人名簿に載せるために名前と電話番号を聞いて帰っていった。各戸世帯主の棟番号、部屋番号、名前、電話番号が掲載されるようだが、思いきり詐欺に利用されそうな気がする。「とりあえず自治会長さんにご挨拶に行ってください」と言われた。こういうコミュニティでは、積極的に参加してうまく立ちまわるのが私の方針である。最初が肝心、と思って手土産を買って挨拶に行った。会長さんは人当たりの良さそうな、学者風の聡明そうな方だった。まとめ役として一目置かれてるな、という感じがした。
 
人はみな誰かの支援を受けながら「お互い様」で生きていかなければならない。それは誰しも同じ事だが、私の場合、病気というハンディキャップを抱えている。病気であるということを最初からオープンにするつもりはないが、コミュニティが密な分、そのうち知られていくだろう。「精神障害者」という言葉に偏見を持つ人がまだまだいるだろうが、最初に自分が無害な人だと理解してもらえていたら、偏見を持たずに接してくれるだろう、そう思っている。
 
まだまだ船は港を出たばかりである。長い航海になりそうだ。

引越ししてから10日が過ぎた。やっと体の疲れも回復してきて、片付けも順調に進んでいるが、まだ腰は痛い。コルセットをはめているが、ちゃんと整形外科に行った方がよいだろうか。

何回も書いたと思うが、今回の引越しではワークスペースが狭く、梱包が思うようにいかなくて、どんどん作業が進まなくなり、ついに間に合わなかった。結局、梱包作業を引越業者が手伝ってくれた。小さなトラックで来て2往復すると言っていたが、大きなトラックで来たようだった。

梱包を進めようにも場所がなく、にっちもさっちも行かない状態だったのだが、業者がいくつかの段ボールを積み込んだらスペースができたので、一気に作業が前に進んだ。時間がいくらあっても足りない、と思っていたのだが、一瞬で解決した。
 
プロなので手際が良く、めちゃくちゃ仕事が速い。特にうちに来た3人の作業員のうち、リーダーの人のはプロ中のプロで、ものすごいスピードだった。残りの2人は、まあ普通の作業員と、少しとろいみたいだけど力はありそうなガタイのいい人。
 
梱包作業はそのリーダーが鬼のような速さで行いながら、的確に部下に指示を出して積み込みをさせていた。無駄な動きが一切なく、自分達も必死に作業をしながら、その凄まじさに呆然としていた。疾風怒濤のようで、妻曰く、
 
「あの人は昔、暴走族の総長だったんじゃないかしら」
 
うん、そんな感じがする。統率力が凄く、パシリの使い方を熟知しているリーダーだったのではないだろうか。うちではその後ずっとその人のことを「総長」と呼んでいる。
 
転居先での搬入も怒涛のように速く、まるで団地の4階とは思えない速さだった。むしろ、エレベーターがないので速かったといえるだろう。おかげ様で無事引越しができたのだ。作業員による梱包作業は見積に含まれていなかったので、追加料金を取られてもおかしくない状態だったが、お会計は見積り通りだった。用意していたチップの封筒に、少しお札を追加してお渡しした。
 
まさに「プロフェッショナルの仕事」であった。引越し屋さん、ありがとうございました。

「今月の清掃 4月22日(日)7:30より団地の周り」

団地の階段に掲示された貼り紙を見て、何をどうするのかよくわからんが、とりあえず行ってみた。
 
集まったのは10数人というところか。団地全体で一斉にやるのではなく、うちの棟の、さらにうちの階段の左右、計8戸の清掃日が今日だった。清掃というか、実際には草むしりである。団地の周りにはけっこう緑がある。月に1回、みんなで草刈りをするらしい。
痛めた腰をコルセットでかばいつつ、軍手で引きちぎったり鎌を貸してもらって刈り取ったり、竹ぼうきで集めたり。1時間くらいで団地の周りをだいたいきれいにして終了。
 
清掃が終わってから、改めて自己紹介。と言っても、お隣やすぐ真下へのご挨拶は済んでいるし、階段などで顔を合わせた人には、既に自己紹介済みである。みんな気さくな人たちで、馴染めそうだった。網戸をつけたいけど、みんなどうしているのか、とか聞きたいことも聞けた。
 
せっかく引っ越しても、ご近所の人を選ぶことはできない。とりあえず1週間ちょっと暮らしてみて困ったことはないし、他の住人もいい人そうでよかった。割りときっちりしたコミュニティができているみたいなので、自分達が孤立死する心配はなさそうだ。

今日、先日の引越し前までお世話になっていた民生委員の方からお誘いを受けて、精神障害を持った人たちを支援するNPOが主催したバザーに行ってきた。自分たちの住んでいるところからすぐ近くに活動の拠点があったのに、今まで全く知らなかった。

バザーでは衣類や食器、障害を持った方々が作った小物などが販売されていた他、手作りの料理が格安で振る舞われていた。100円の豚汁がとてもおいしくて、おかわりしてしまった。100円のフランクフルトと100円の唐揚げを食べて、おなかも満たされた。障害を持った方々がみんな笑顔でいきいきと活動している。デイケアに通っていた頃を思い出した。
 
作業所の人たちがひまわりの種とともに封入した、福島を応援する缶バッジも売っていたので、1つ買った。自分達で種を撒いてひまわりを育て、花が咲いたらその種を収穫して持って行き、福島へ送るそうだ。福島をひまわりでいっぱいにするために。
 
hope_for_Fukushima.JPG
 
進め、希望へ向かって。