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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2012年12月

先日ひいた風邪はすっかりよくなった。医師は勝手にノロだと決めつけてたが、結局ノロではなかった。

しかし、事態は思わぬ方向へ。

昨晩、妻がいきなりトイレで嘔吐した。その後もトイレを行ったり来たり。

「間違いなくノロ」

彼女はそう言いきった。実は2006年にノロが大流行したときにも、妻はノロにやられているのだ。そのときと全く同じ状況であった。

私が風邪をひいたときには、妻は一生懸命看病してくれたが、自分は今何もできない。熱を出して寝込んでいるわけでもなく、要は食中毒のようなものだから、ノロには太刀打ちできないのだ。

今日になってもまだ症状は続いている。あまり続くようだと、病院へ行って点滴をうってもらわなければ。前回も2日目の夜になってから、マーライオンのようにがばーっと嘔吐してしまい、妻はそれですっきりした、と言っていたが「いやいやいやいやダメダメダメダメ」とタクシーを呼んで夜間急病センターに連れて行った。そこで点滴を受けて回復した。出すものを出しても、今度はすぐに常食を食べられるわけではないので、点滴で栄養補給しなくてはいかん。

そして自分は必死に手を洗い続けるのであった。ノロウイルスにはアルコール消毒も効かない。ひたすら石鹸と水で手を洗うしかないのだ。ただひたすらに。ひたすらに。

と昼間にここまで書いたが、夜になって落ち着いたようだ。とりあえず一安心。とんだクリスマスイブになった。

昨日になって、ようやく熱も平熱まで下がり、しんどさも抜けた。
どうも年末年始に風邪をひくことが多い。
そういう体質なのだろうか。

今日は復活したものの、昼食を食べた後、少し眠くなった。しかし昼に寝たら夜に眠れなくなるので、ゲームをして気を紛らわせていた。

そのうち、頭と体全体がどよ~んとしてきた。
レメディを飲んでみた。気がつくと気分は晴れていた。
不思議なお守りである。

ようやく年賀状も準備できた。

来年は出せるかわからない。(経済的な面で)

“New Year’s Card – The Final -“

と映画のタイトルっぽく言ってみる。

一昨日の夜、夜中に眠れなくなって、喉がやたら乾いて、体の節々が痛くなってきた。

そして朝になってから、嘔吐した。かなり苦しかった。熱は38℃を超えていた。

なんとか這うように近くの内科クリニックへ行って、診察を受けたが、最初に「嘔吐した」と話したら、

「最近お腹の風邪がとても流行っています。その半分はノロです。現時点ではノロかどうかわかりませんが、お腹も張ってますし、とにかく出しきってください」

と言われた。

しかし、その後は嘔吐することもなくお腹を下したりすることもなく、ただひたすら熱にうなされていた。熱はずっと38.7℃くらいで、むちゃむちゃしんどかった。

一晩経って、ようやく熱が37.2℃まで下がって、関節の痛みも和らいだ。けっきょくただの風邪だったようだ。

しかし、けっこう腕のいい先生で評判なのだが、最初に「嘔吐した」と話しただけで、お腹の風邪かノロと決めつけられるとは・・・。そう言えば喉の奥を見ることもなく、聴診器をあてることもなかった。なんなんだかなあ。

今もまだ関節がちょっと痛い。早くよくなってくれ。

今日は昨日のリベンジ。メンタルクリニックへの通院だった。

しかし、調子は朝からあまりよろしくない。と言うか、昨日の晩からずっと悪いのだ。昨晩、妻が言った一言に「イラッ」とした。今まではそんなことくらいでイラッとしなかったのに。ああ、まだ自分は精神的に不安定だ。

とりあえず頓服の鎮静剤を飲んで横になった。そしてそのまま寝てしまった。レメディーを飲むという選択肢もあったが、その時はそこまで頭が回らなかった。

夜中に目が覚めて、寝る前の薬を改めて飲んで寝た。しかし、朝起きてもしんどい。昨日の沈んだ自分を引きずっている。

今日は主治医に、2つのことを相談するつもりだった。しかし、2つとも話すと長くなりそうだし、どちらも先生のご機嫌を損ねかねない内容なので、気が重かった。とりあえず今日は1つだけにしておくことにした。減薬の相談である。

当初は「こんなにたくさんの薬を飲んでもちっともよくならないので、減らして欲しい」という切り口で入ろうと思っていたが、それは角が立つので、できるだけ謙虚に攻めることにした。

先月ODして搬送された病院で、お医者様たちが私の処方を見て、びっくりして、
「毎日がプチ
OD状態ですね」
「こんなにたくさんの薬を飲んでいたら、どの薬が効いていてどの薬が効いてないか、わからないでしょう」
などと言われて、

こう言われたのは事実である。

自分でも、こんなにたくさんの薬を毎日飲んでいて大丈夫なんだろうか、と不安になりました。

と続け、

先日たまたま友だちから、日本うつ病学会が多剤投与を見直すようなガイドラインを発表したことを知り、他にもいろいろ調べたら、ベンゾジアゼピン系の薬の依存性が問題になっているようで、

先日の日記に書いたYOMIURI ONLINEのサイトの内容である。

自分はベンゾ系の薬をかなりたくさん飲んでいるので、ますます怖くなってきてしまいました。こんなにたくさんの薬を飲んでいて、大丈夫なんでしょうか。減らせる薬はないでしょうか。

と続けた。その後のやり取りは、

うーん、確かにそういう方針が出ていることは事実だし、まああなたの場合は今までの経緯があるから、少しずつ増えてきてしまったんだけど、いきなり減らすというのは危険なんですが。

いえ、すぐに、というわけではないです。いきなり減らすのが危険というのは自分でもよくわかっていますので。

と話が進み、とりあえず年末年始を挟むので、

年が明けてから、少しずつ薬を調整していきましょう。

と合意に達した。

まず、第一歩である。

仕事している頃を思い出した。交渉術が得意なわけでも弁が立つわけでもないが、とりあえず下手に出てみたら、うまく誘導できたようである。

続きはまた来年。

今日は朝は7時に起きて、午前中は割と調子よく過ごせた。あいかわずゲームに熱中している。早く起きたなら散歩でもすればいいのだが、寒いし雨も降っているし、まあいいのだ。

しかし、昼くらいにしんどくなって、布団に横になったら、そのまま寝てしまった。いかん、今日は15時にメンタルクリニックの予約が入っている。先週は急に調子が悪くなって、妻に薬だけもらいに行ってもらった。今日は主治医と相談したいこともあるし、今日こそは行かないといけない。

そろそろ準備をしないと、という時間に妻に起こされたが、しんどさは抜けていない。いや、体のしんどさではなく、心のしんどさだ。どよ~んと鬱に落ちている。ため息は出るが気力は出ない。頑張って着替えて外に出てタクシーでも拾うか、無理はしないでおくか。無理はしないことにして、病院に電話した。明日の15時でも空いていたので、明日に予約を変更してもらった。

 

話はいったん逸れるが、数日前の日記で「精神科医のブログ」を紹介した。ときどきそのブログを読んでいるが、この医師は変わった処方をする人みたいで、単剤とまではいかないが、これだけの薬で安定するんだ、不思議な名医っぽい、と思っていた。

そして彼が使うのは薬だけではない。ときどき「レスキューレメディー」というものが出てくる。これはいったいなんだろう、と思っていた。もちろんネットで調べればすぐわかるのだが、ホメオパシーの思想を汲んだ「バッチフラワー」という代替医療で使われるものらしい。

バッチフラワーとは、Wikipediaによると、

植物の持つなんらかの性質をエッセンスという形態で身体に取り込むことにより、気分の改善を図ることができる

という考え方で、そのエッセンスが38種類あり、それらをレメディーと呼ぶ。

これらのレメディーは単体で使われるよりも、数種類を調合して、その人のその症状に合うものを使われることが多い。その中でもよく使われおり、調合済みのものが販売されているものの一つが「レスキューレメディー」とのこと。

こういう代替医療を私は真っ向から否定しているわけではない。「毎日がプチOD」と搬送先の病院で言われたほど大量の薬を何年も飲んでいるのに、ちっとも状態が安定しない。こんなに大量の薬をのむ以外に、何か突破口というか、状態を改善させるものはないだろうか。そういうアンテナは張り巡らせていたつもりである。

しかしながら、そういう心のスキをついて、怪しいものが飛び込んできたりすることも多々ある。つい先日にも「善意の押し売り」お断りというタイトルで書いたが、もしレメディーを人から勧められたら、まっさきに「うさんくせー」と思うところだったろう。

だが、これに関しては人づてに聞いたわけではなく、上に書いた精神科医が使っていて、それで症状が安定した患者がいる、と書いている。自分にはどうなんだろう。そういう好奇心から、逆に自分が興味を持っていた。しかし、ネットで検索してもレメディーと精神科医療との接点が見えない。

先週の水曜日に友だちがうちに来てくれたのだが、彼女は仕事と育児のかたわら、カウンセリングの勉強もしている人で、なんというか、一言でいうと「スピリチュアルな女性」である。利発で情報収集力もすごく、物事の真贋を見抜く力を持っている、と自分は感じている。メンタルヘルスに関する知識やいろんな療法の知識も半端ない。

その数日後に、レスキューレメディーのことを思い出して、これについてなにか知っているか聞いてみた。すると、

「バッチフラワーのレメディーね。全種類持っているよ。今度臨床で試そうと思っていたの」

との返事。

おおおおおおおお、なにか知ってないか聞いたら、まさか持っている?全種類?

レメディーは10mlとか20mlの小瓶に入っていて、使い方としては、コップ1杯のミネラルウォーターに専用のスポイトで2、3滴たらして飲む。朝晩飲むというようなものではなく、調子が悪い時に使う、というものらしい。お守りとして持っている人もいるとのこと。

レスキューレメディーをAmazonで調べたら、10ml1,800円ちょっと。決して安くはないが、ときどき2、3滴使うだけなので、1本でけっこう長持ちするらしい。

彼女が持っているとまで言うのなら、試してみる価値はある、と思った私は、さっそくAmazonでレスキューレメディーを購入した。それが今日の午前中に届いた。

ここで話は最初に戻る。結局しんどくて病院に行けなかった自分は、さっそくこれはレメディーを試してみる機会だ、と思ってミネラルウォーターに垂らして飲んでみた。少し横になっていたら、なんだかふわ~っと体が軽くなってきて、そんなに時間はかからなかっただろうか、気分もなんかすっきりしてきて、曇った頭の中も晴れやかになってきた。どうやら自分にとって「効いた」らしい。おそろしく素直に。

いったい何がどうなってそうなるかわからんが、病気がよくなったり症状が緩和されれば、なんだっていいのだ。