今日は朝は7時に起きて、午前中は割と調子よく過ごせた。あいかわずゲームに熱中している。早く起きたなら散歩でもすればいいのだが、寒いし雨も降っているし、まあいいのだ。
しかし、昼くらいにしんどくなって、布団に横になったら、そのまま寝てしまった。いかん、今日は15時にメンタルクリニックの予約が入っている。先週は急に調子が悪くなって、妻に薬だけもらいに行ってもらった。今日は主治医と相談したいこともあるし、今日こそは行かないといけない。
そろそろ準備をしないと、という時間に妻に起こされたが、しんどさは抜けていない。いや、体のしんどさではなく、心のしんどさだ。どよ~んと鬱に落ちている。ため息は出るが気力は出ない。頑張って着替えて外に出てタクシーでも拾うか、無理はしないでおくか。無理はしないことにして、病院に電話した。明日の15時でも空いていたので、明日に予約を変更してもらった。
話はいったん逸れるが、数日前の日記で「精神科医のブログ」を紹介した。ときどきそのブログを読んでいるが、この医師は変わった処方をする人みたいで、単剤とまではいかないが、これだけの薬で安定するんだ、不思議な名医っぽい、と思っていた。
そして彼が使うのは薬だけではない。ときどき「レスキューレメディー」というものが出てくる。これはいったいなんだろう、と思っていた。もちろんネットで調べればすぐわかるのだが、ホメオパシーの思想を汲んだ「バッチフラワー」という代替医療で使われるものらしい。
バッチフラワーとは、Wikipediaによると、
植物の持つなんらかの性質をエッセンスという形態で身体に取り込むことにより、気分の改善を図ることができる
という考え方で、そのエッセンスが38種類あり、それらをレメディーと呼ぶ。
これらのレメディーは単体で使われるよりも、数種類を調合して、その人のその症状に合うものを使われることが多い。その中でもよく使われおり、調合済みのものが販売されているものの一つが「レスキューレメディー」とのこと。
こういう代替医療を私は真っ向から否定しているわけではない。「毎日がプチOD」と搬送先の病院で言われたほど大量の薬を何年も飲んでいるのに、ちっとも状態が安定しない。こんなに大量の薬をのむ以外に、何か突破口というか、状態を改善させるものはないだろうか。そういうアンテナは張り巡らせていたつもりである。
しかしながら、そういう心のスキをついて、怪しいものが飛び込んできたりすることも多々ある。つい先日にも「善意の押し売り」お断りというタイトルで書いたが、もしレメディーを人から勧められたら、まっさきに「うさんくせー」と思うところだったろう。
だが、これに関しては人づてに聞いたわけではなく、上に書いた精神科医が使っていて、それで症状が安定した患者がいる、と書いている。自分にはどうなんだろう。そういう好奇心から、逆に自分が興味を持っていた。しかし、ネットで検索してもレメディーと精神科医療との接点が見えない。
先週の水曜日に友だちがうちに来てくれたのだが、彼女は仕事と育児のかたわら、カウンセリングの勉強もしている人で、なんというか、一言でいうと「スピリチュアルな女性」である。利発で情報収集力もすごく、物事の真贋を見抜く力を持っている、と自分は感じている。メンタルヘルスに関する知識やいろんな療法の知識も半端ない。
その数日後に、レスキューレメディーのことを思い出して、これについてなにか知っているか聞いてみた。すると、
「バッチフラワーのレメディーね。全種類持っているよ。今度臨床で試そうと思っていたの」
との返事。
おおおおおおおお、なにか知ってないか聞いたら、まさか持っている?全種類?
レメディーは10mlとか20mlの小瓶に入っていて、使い方としては、コップ1杯のミネラルウォーターに専用のスポイトで2、3滴たらして飲む。朝晩飲むというようなものではなく、調子が悪い時に使う、というものらしい。お守りとして持っている人もいるとのこと。
レスキューレメディーをAmazonで調べたら、10mlで1,800円ちょっと。決して安くはないが、ときどき2、3滴使うだけなので、1本でけっこう長持ちするらしい。
彼女が持っているとまで言うのなら、試してみる価値はある、と思った私は、さっそくAmazonでレスキューレメディーを購入した。それが今日の午前中に届いた。
ここで話は最初に戻る。結局しんどくて病院に行けなかった自分は、さっそくこれはレメディーを試してみる機会だ、と思ってミネラルウォーターに垂らして飲んでみた。少し横になっていたら、なんだかふわ~っと体が軽くなってきて、そんなに時間はかからなかっただろうか、気分もなんかすっきりしてきて、曇った頭の中も晴れやかになってきた。どうやら自分にとって「効いた」らしい。おそろしく素直に。
いったい何がどうなってそうなるかわからんが、病気がよくなったり症状が緩和されれば、なんだっていいのだ。