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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2012年8月

今週の土日は団地の敷地内にある公園で、自治会の夏祭り。昼間は子供みこしが出ていたらしい。公園には櫓が組まれていて、夜は出店が出て盆踊り。妻と一緒に行ってみた。夏祭りなんて何年ぶりだろうか。今まで住んだことのあるアパートやマンションでは、隣や向かいにどんな人が住んでいるかも知らず、自治会などとは無縁で回覧板が回ってくることもなく、こういう行事の案内が来ることもなかった。
 
 
今の団地では、団地ならではの密なコミュニティが形成されている。自治会費の集金係は毎月当番でまわってくることになっており、先月はうちが当番デビューで自治会費を集めてまわった。毎月何日までに集金して常任委員のところへ持って行かないといけない、というのが決まっているので、勝手がわからずちょっと苦労した。時間が不規則な仕事の方もいらっしゃって、なかなかつかまらなかったりする。
 
 
常任委員というのは、毎年各棟から2世帯ずつ出すことになっている自治会の重要なポストである。当番が集めた自治会費を会計の方に持って行ったり、回覧板をまわしたり、その他自治会の活動でいろんな役目を果たし、自治会と各世帯との橋渡をする。けっこう大変そうである。
 
 
その常任委員の役目が、いきなり来年うちにやってくる。他の棟ではどうやって選出しているのかわからないが、うちの棟では部屋番号順に毎年2世帯ずつで回している。全部で20世帯あるので、常任委員がまわってくるのは10年に1回なのだが、その1回がいきなり来年なのだ。と言われてもまだ右も左も分からない。幸いコンビを組むお向いさんはこの団地に長く住んでいる世帯だ。今まででもいろいろ教えてもらっているし、頼りになるだろう。
 
 
話は夏祭りに戻る。正直盆踊りとか興味なかったのだが、来年は常任委員がまわってくるし、一通り自治会の活動には参加しないと勝手がわからないだろう、と思って行ってみた。うちの下の階の奥様2人がカレーの出店をやっていた。今年の常任委員の2人である。声をかけてみたら「来年はあなた達がカレーよ~」とのこと。え、なんだなんだ?
 
 
なんと、夏祭りでは常任委員が出店をやらなければならない。正直そこまでやるのか、と思った。学生時代の文化祭みたいである。しかも、うちの棟はここ数年カレーの出店と決まっているらしい。今の時点でここまで先の予定がかためられているとは正直びっくり。まあ、それはともかくまだカレーで良かった。カレーなら仕込みさえしていれば、あとは楽である。他には焼きそばやら綿あめやらおでんやらいろいろ出ていたが、せっかくなのでカレーと焼きそばをいただいた。良心的な価格である。商売ではないから当たり前ではあるが。
 
 
その後、同じ棟の別の班の人と出会って、いろいろ話をした。1つの棟の中ではさらに3つの班に別れており、それが自治会の活動の最小単位である。班ごとに自治会費を集金したり、回覧板をまわしたりする。同じ棟に住んでいても、他の班の人とはなかなか交流がないし、顔も名前もわからない。唯一の交流の場が毎月の清掃で、その時に知り合った方だった。長くこの団地に住んでいる方で、いろいろ教えてもらった。
 
 
そして「せっかくだから盆踊り踊っていきなよ」「いや、踊り方わからないですから」「いいのいいの、前の人の真似をしてればいいから」というやり取りがあって、半ば強引に輪の中に放り込まれた。幸いそのときは炭坑節で、動きも難しくはなく、適当だがなんとかついてはいけたが、その次の曲は全くわからず動きも複雑なので早々に離脱。でもなんだか楽しかった。
 
 
帰ってきてから、改めて4月に行われた自治会の総会資料に目を通す。今年度の事業計画書によれば、毎月常任委員会があり、近くの小学校のおまつりに協力したり、夏休みのラジオ体操があったり防災訓練があったり日帰りバス旅行があったり餅つき大会があったりクリスマス会があったり、他にもいろいろ盛りだくさん。来年は苦労しそうである。

今朝の朝刊を見て唖然とした。1面トップに

柔道男子、初の「金」ゼロ
 
である。なぜそんなに金メダルにこだわるのか。柔道は日本のお家芸と言われているが、とっくの昔から「JUDO」として世界的に盛んに行われている競技の一つとなっている。海外の選手だって切磋琢磨している。「柔道発祥の地」だからと言って、金メダルをとって当たり前というのは、選手にとって本当に酷である。
 
銀メダルだって銅メダルだって、世界の2位、3位である。実に立派なものである。数だけで言えば、柔道男子は7階級のうち4階級でメダルをとっている。他の競技ならこの数は大健闘である。金メダルこそなかったものの、メダル4個というのはアトランタ、シドニー、アテネと同じである。北京大会では金メダル2個だったが、メダルはその2個だけであった。十分まだ日本の柔道は強いと思う。
 
それなのに、「金」ゼロのニュースが新聞の1面トップを飾り(もちろんアーチェリー古川選手の銀メダルも大きく取り上げられているが)、
 
北京五輪後、指揮官に就いた篠原信一監督は「私の責任」と認めるが、どう解決するかが問われる。
 
などと報じられている。「金ゼロ」が責任問題に発展するほど深刻な問題なのだろうか。銀メダル、銅メダルをとった選手だって十分立派なのに、その健闘が讃えられないような気がして気の毒だ。

今日は15時半頃にかかりつけの内科に行ったのだが、めちゃめちゃ暑い。暑いことはわかっていたが、ずっと家に引きこもっていて、この時間帯に外に出るのが久しぶりだったので、かなり体にこたえた。
 
ずっと引きこもって何をしていたかというと、前の日記に書いたように、一日中ずっとテレビでオリンピックを観戦していた。最初の3日くらいは、朝から晩までずっと観戦していたのだが、その結果、
 
疲れた。
 
なんか、
 
せっかく今は時間があるから、観れるだけ観ないともったいない
 
とか、
 
VHSビデオの時代と違って、HDDレコーダーだと24時間分の録画とか当たり前にできて、追っかけ再生もできるので、その機能をフルに活用しないともったいない
 
とか思って、意地で観ていたような気がする。最初のうちは、
 
へ~、柔道っていつの間にか「効果」の判定がなくなったんだ
 
重量上げの試合ってはじめて通して観たなあ。ただ順番に重いのを持ち上げればいいと思っていたけど、最初の重さを何キロに設定するとか何やらで、作戦とか駆け引きがあるのか、ふ~ん。
 
アーチェ-リーの試合も通してみたのははじめてだけど、なんで弓をひくときにみんな唇の端が上がるのだろう?
 
などとおもしろがっていた。しかし、朝から晩まで観ていたらさすがに疲れる。だんだんしんどくなってきて、ノルマをこなすがごとく、ずっと観ていたら3日目くらいで
 
「もう疲れた。一日中観るのなんかやめる!」
 
となってしまった。体調を崩してしまってはもったいないも何もあったものではない。今は、「女子バレー」「なでしこ」「男子サッカー」は必ず見たいけど、あとは適当に個人別の体操や、陸上などをつまみ食いするだけでいいや、どいうことにした。
 
しかし、世間ではみんな選手に「メダル」を期待する声が多く、いや多いのはいいのだが、多すぎるというか、選手にとって相当なプレッシャーになっているのでかわいそうだ。2回戦で負けた柔道の穴井選手が試合後のインタビューで、泣きながら「負けてすみません」と言っていたのを見て、負けて一番悔しいのは自分自身なのに、なんで謝らないといけないのだろうか、と思った、
 
もっとプレッシャーもなく集中して試合をさせてあげたい。