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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2012年8月4日

今朝の朝刊を見て唖然とした。1面トップに

柔道男子、初の「金」ゼロ
 
である。なぜそんなに金メダルにこだわるのか。柔道は日本のお家芸と言われているが、とっくの昔から「JUDO」として世界的に盛んに行われている競技の一つとなっている。海外の選手だって切磋琢磨している。「柔道発祥の地」だからと言って、金メダルをとって当たり前というのは、選手にとって本当に酷である。
 
銀メダルだって銅メダルだって、世界の2位、3位である。実に立派なものである。数だけで言えば、柔道男子は7階級のうち4階級でメダルをとっている。他の競技ならこの数は大健闘である。金メダルこそなかったものの、メダル4個というのはアトランタ、シドニー、アテネと同じである。北京大会では金メダル2個だったが、メダルはその2個だけであった。十分まだ日本の柔道は強いと思う。
 
それなのに、「金」ゼロのニュースが新聞の1面トップを飾り(もちろんアーチェリー古川選手の銀メダルも大きく取り上げられているが)、
 
北京五輪後、指揮官に就いた篠原信一監督は「私の責任」と認めるが、どう解決するかが問われる。
 
などと報じられている。「金ゼロ」が責任問題に発展するほど深刻な問題なのだろうか。銀メダル、銅メダルをとった選手だって十分立派なのに、その健闘が讃えられないような気がして気の毒だ。