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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2010年5月23日

昨日の夜と今日の午前中は、先に書いたサーバの暫定復旧に追われた。なんとかなったので、午後からは雨も降っているし、おとなしく家で映画鑑賞。先週TSUTAYAの半額クーポンがメールで来たときに借りておいた「ゴースト」を観た。妻が前からお勧めだと言ってたので借りたのだ。

観ている途中、妻がコンビニまで行くというので中断して一緒に行った。坂の上にあるうちのアパートからコンビニまで傘をさして歩く。最後はけっこう急な坂を下りるのだが、その坂の最後の辺りで、側溝の蓋に足を滑らせて思い切り転んで尻もちをついてしまった。

痛くて泣きそうだったが、幸い手を少しすりむいただけで済んだ。頭でも打ったら自分がゴーストになるところだった。それにしても、転倒した瞬間は何が起こったのか全くわからなかったのに、気がついたら傘を持っていたはずの手はいつの間にか受け身をとっていた。条件反射、恐るべし。

転んだときに、しばらく動かずに、どこが痛いか、どこか捻ったり打ったりしてないか自分で観察していたのだが、そのときに坂の上からわざわざ見知らぬおばさまが来て、「痛かったでしょう」と言ってバンドエイド(と一般的に言われている何か)をくれた。捨てる神あれば拾う神ありとはこのことか。(そうか?)

帰ってからゴーストの続きを観たら泣いてしまった。最近ちょっと涙腺が弱いのかもしれない。

それにしても昨日、今日と続けてPCといい転倒といい、ついていない。ついていないが、なんとかなった。いろいろ教訓を得たような気がする。

・バックアップを過信するな
・雨の日の側溝の蓋はあなどれない
・アンラッキーの中にもラッキーはある

昨日、PCがぶっ壊れた。このサイトの実体である、私の足元にあるLinuxサーバ機がぶっ壊れた。何がどう壊れたのかよくわからないが、OSが起動したりしなかったり、起動しても数分でkernel panicを引き起こす。

4年の保証は切れたところである。このPCはあきらめて、OSなしモニタなしでBTOで安く買えるショップでPCを注文した。痛い出費である。

それまでのつなぎとして、WindowsPCにVMWareで暫定サーバを立ち上げて、そこにバックアップの外付けHDDから設定やデータを移行しようとすると、

バックアップファイルが非常に古い

ことが判明。つまりだ、いつの時点かわからんが、バックアップ用の外付けHDDがアンマウントされていて、毎晩rsyncでコピーしていたと思っていたファイルは、マウントポイントのディレクトリにコピーされていただけだったのだ。先日買ったアイ・オーデータのHDDはWindowsマシン用のHDDなので、そのタイミングではない。

そして先にも書いたが、このサイトの実体はこのサーバそのものである。こいつからデータを救出しないと、8年くらい書いているこのブログをはじめとして、外向きに提供しているサービスのデータを全て失うことになる。メーリングリストやら他の人のブログまであるのだ。仕事でやってたらエラいことだ。

とりあえずPCを分解し、なんとかHDDを救出して、こんなときのために用意してあるSATA-USB変換ケーブルを接続し、他のPCをDVDからubuntuで起動してそのHDDを接続。無事ファイルが見えることを確認してから、いったんumountしてからread-onlyでmount。さらにバックアップ用HDDを接続し、rsyncでまるごとバックアップ。とりあえず一安心。

それからVMWareの環境を作り直し、なんとか元の環境を再現。VMを動かしていたらWindows自身が重くなって嫌になっていたが、いろいろ調べてGRUBの設定を変更し、ブート時にXを起動しないようにしたら驚くほど軽くなった。サーバなんだからXなんかいらん。Ubuntu9.10からGRUBがGRUB2になり、いろいろ変わっていたのでちょっと苦戦した。

とりあえずこの日記を書いている今の時点では、割とさくさく動いてくれている。とは言えVM上で動かすと、Windowsマシンを起動しっぱなしにしないといけないし、Windows Updateやらなんやらでリブートするたびに仮想サーバも落ちてしまう。早く新しいPCが来てくれんかのう。