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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2009年4月29日

日曜日、朝起きたら鬱だった。今月に入ってから、少し危なげなときもあったけど、比較的安定していたからちょっとショックだった。この日は、ATの先生が関西からわざわざ出張レッスンに来てくれる予定で、私はキャンセル待ちだったのだが、寸前になってキャンセルが出てレッスンを受けられるようになって喜んでいたところだったのに。

レッスンは午後からだったから、とりあえず午前中は様子を見た。見たけど、見逃し三振であった。何も変わらなかった。外へ出るのは無理そうだった。泣く泣く先生の秘書的存在のTちゃんと、レッスン会場の現場にいるSさんにメールでドタキャンを連絡した。残念でしかたがない。

その後も調子は芳しくない。月曜日はなんとか会社に行ったものの、あまりにしんどくて昼食後に居室の隣にあるミーティングルームの長いすに横になったら、1時間くらい寝てしまった。起きてもしんどい。頭の中に霧がかかっている。これでは仕事にならないので早退した。

火曜日、しんどくて会社を休んでしまった。一日中家の中でくたばっていた。

水曜日の今日も同じく、一日中くたばっていた。世間は祝日でお休みだったのが幸いであった。

困ったのが、食欲のコントロールである。糖尿病を宣告されてから、心を入れ替えてまじめにダイエットに取り組んできた。一日に摂取するカロリーをできるだけきちんと計算して、さらに血糖値の上昇を抑えるために炭水化物は控えめにし、間食は一切禁止、飲み物は水かお茶かブラックコーヒーのみ。医者にはペースが速すぎ、と言われたが、とりあえず鉄壁の意思でそれを守り通していた。

しかし、調子が悪くなると、その抑制がきかなくなる。我慢ができなくなるのだ。もともと抗鬱剤や安定剤には食欲増進の副作用があるのだが、調子がいいときにはがまんできたものが、不調になると我慢ができなくなる。ドクター曰く、精神的に不安定になったのを、なにか別の物で補うことによって精神的なバランスを取ろうとするのだとか。人によってそれは食べ物だったり、お酒だったりする。

「おなかがすいた」ではない。「何か食べたい」のだ。それががまんできなくて、今日は少しだけどお昼にチョコを食べてしまった。妻にだめと言われてたが、結局妻に買ってきてもらった。しんどくて自分では動けないから。妻もしかたがない、といった感じだった。

ひょっとしたらそこまでストイックになることはないのかもしれない。まだきちんと栄養指導を受けてないけど、先週の水曜日に検査した空腹時血糖値は正常の値に戻っていた。つまりまだ私のすい臓はきちんとインシュリンを出してくれている。食べ過ぎさえしなければ、そこまで徹底的にやる必要はないのかもしれない。そもそも医師は「1ヶ月に1キロくらいのペース」で体重を落としていきましょう、と言ったのに、最初の2週間で4キロ落ち、そして今日の時点で1ヶ月弱になるが、7キロ落ちているのだ。これではリバウンドのリスクも高い。

さらに外に出られないと、せっかくいい陽気でウォーキングを始めたのに、これもできなくなってしまう。悔しくて仕方がない。せっかく歩数計をポケットに入れてせっせと歩き、その成果をPCで見るのが楽しみになっていたのに。

鬱と糖尿とアトピー、愛するあなたのため、毎日、磨いていたいから〜。あ、いやなんでもない。なんか一生ものの病ばかりかかえてしまっている。でも自分はけっして自分のことをかわいそうだとは思わない。妻をはじめとして、支えてくれるたくさんの人がいるから。この日記を読んでくれている全ての人に感謝。生きているだけ儲け物。