この土日、ほとんどの時間をプログラミングに没頭していた。
寝る間も惜しんで。
食事もさっさと済ませて。
仕事で作っているアプリである。家でやる必要は全くない。家で作ったところでお金をもらえるわけではない。
でも、楽しいのである。小学生の頃からプログラムを作ってきた自分にとっては、作りかけのプログラムがあると、どうしても続きを作りたくてしかたがないのだ。妻曰く、「パソコンと一体化してる」と。
そしてリフレッシュするはずの週末の夜に、疲労困憊している自分がここにいる。
最近自分でもこれはやばいとわかっている。
でも止められない。
「それを続けることが自分にとって不利益をもたらすということが頭でわかっているのに、やめることができない」
依存症の定義である。
コンピュータ依存症。プログラミング依存症。どんなものだって依存症になりうる。鬱の人は特に依存症になりやすい。と言うか、依存症と鬱とは密接な関係がある。以前、精神科に入院していたときに、アルコール依存症の治療で入院したが、依存症がよくなったら鬱になったという人が何人もいた。
依存症の治療は難しい。覚醒剤使用者の再犯率が高いのも、借金してまでギャンブルをする人が後を絶たないのも、脳内が「幸せホルモン」で満たされる感覚を忘れられないからだ。
治療するとしたら、まずは「隔離」しかないのだが。今の「プログラミング依存症」はそれが難しい。
だからと言ってあきらめたり開き直ってしまってはいけない。どうやったら自分をコントロールできるか、まだまだ模索する日は続く。