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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2009年5月21日

5/21(木)
04:00 起床
06:00 体重測定
06:30 血糖値測定
07:00 血圧測定、体温測定
07:20 朝食(米飯120g、大根味噌汁、温泉卵アンカケ(タケノコ・ニンジン)、ヒジキ炒煮、牛乳)
09:00 血糖値測定
   腹囲測定
09:30 運動療法(エアロバイク20分)
10:00 シャワー
12:15 昼食(五目おこわ120g、豚ショウガ焼、浸しカツオ、サラダ)
13:00 血糖値測定
14:00 心エコー検査
14:15 今日で終わり?ラジオ体操(第1、第2)
15:00-16:00 糖尿病教室(看護師による「フットケアについて」に関するレクチャー)
16:30 主治医による今回の入院の総括
17:30 血圧測定
17:50 夕食(米飯120g、カニ玉アンカケ、冷奴豆腐、大根醤油漬)
19:00 血糖値測定
21:00 就寝

一昨日の腹部CTで検査はすべて終わったと思っていたら、今日は心臓のエコーの検査があった。先週に3カ所のエコー検査をしたので、そのとき一緒にやったらいいのに、と思ったが、医師曰く「心エコーは予約が取りにくいから」とのこと。意味わかんない、と思っていたのだが、実際に検査を受けて理由がわかった。検査の機械が違うのだ。普通のエコーはぬるぬるぬちゃぬちゃした例のアレをつけてぐりぐりされるだけなのだが、心エコーは手首と足首に電極をつけられた。心臓は他の部位とはちょっと扱いが違うのだ。VIP待遇なのだろう。

最後の糖尿病教室は、外来の看護師による「フットケアについて」。足のケアについて1日割くのは、足の裏というのは普段は意識して見たりしないが、糖尿病の症状によって影響を受けやすく、見過ごしがちになるためだ。水虫を放っておくだけで足の切断にまで及んでしまうこともあるのだ。

どういうことかと言うと、

糖尿病になると、動脈硬化で毛細血管が詰まって足の先まで血液が行きにくくなり、放っておけば壊疽になったりする。
糖尿病になると、細菌やウィルスへの抵抗力が弱くなり、感染症にかかりやすくなる。
糖尿病になると、神経障害により痛みを感じなくなる。

つまり、足の先は水虫などの些細な疾患や小さな傷でも、そこから細菌が入り込んで治りにくくなる。しかし痛みに鈍感になっているので足の変化に気がつかず、気がついたときには時すでに遅しで、足の指や、ひどいときは足を切断しなければいけなくなったりするのだ。だから、水虫などは放っておかずにきちんと治療をし、毎日足の裏を観察して傷がないかチェックし、清潔に保たないといけないのだ。

夕方、妻と一緒に主治医と最後の面談。今回の入院の総括をしてくれた。私に一度話してくれたことも含めて、改めていろいろ説明してくれた。

まずは残っていた心エコーの結果は異常なし。その他の検査結果も(糖尿病の値に関しては)異常なし。(肝臓の値はちょっと悪い)

それから、血糖値について。これも自分は以前に聞いたが、普通の糖尿病患者は食後2時間で血糖値がピークに達する。しかし私の場合は1時間でピークに達し、2時間後では正常値に戻る。ピーク時の値は正常範囲の上限値である140を越えてはいるものの、200を越えたことはない。糖尿病ではあるが、ごく初期だということだ。

それから体重について。糖尿病と診断されてから、いきなり自己流の食事療法を始めた。でも一応カロリー計算はしていたのだが、体重の減り方が尋常なペースではない。最初の2週間で4キロ、さらに3週間で5キロ減ったのだ。この減り方は体にとって危ない。1ヶ月に1キロくらいのペースで落としていくように調節する必要があるのだ。

しかし、入院して、カロリー計算されて栄養バランスのとれた正しい糖尿病食を食べ、指示された通りに運動療法をやったのに、入院してから今日までの10日で体重が3キロ減った。この結果をうけて、カロリー制限を多少緩めてもいいかもしれない、とのことだった。

今回の教育入院はとても実りがあった。単に糖尿病のことについて知りたければ本を読むなり(実際読んだけど)ネットで調べたり(実際調べたけど)すればいい。しかし、入院して毎日4回血糖値を計り、自分のパターンを知ることができた。これは外来通院ではなかなかわからないだろう。今回の大きな収穫である。今後、この入院生活を無駄にしないように、自己管理を怠らないように、でも楽しく糖尿病ライフをおくることにしよう。