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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2008年8月

朝、久しぶりに早く起きて動けた。

でも、躁転したとか、そこまでいかなくとも元気になった、という感じではない。どこかまだ疲れが残っているような感じ。しかし、とりあえず体は動くので久しぶりに出勤。メールは700通くらい溜まっていた。まあ、自宅から一応毎日チェックしているから休んでいた間のメールにもだいたい目は通していたのだが。

私が休む前にリリースしたプログラムがうまく動いてない。ユーザがウェブの画面から登録申請をしたら、それがメールで通知され、RADIUSサーバにCSVでフォームの情報を取り込んで、申請者に登録完了メールが送られる、というものなのだが、その登録完了メールの送信に失敗している。とりあえず私の休み中は今まで通り手動でメールを返していたようだ。

まずはそのデバッグやら何やらやる。Perlを使ったウェブアプリケーション開発のフレームワークであるCatalystというのを使用してアプリを作っているのだが、先週の週例で「誰か直せないのか?」と突っ込みが入ったらしい。う、まだ他のネットワークチームのメンバーMさんDさんにレクチャーしていない。早急にすることになった。

ところでMさんとDさん、プログラミングのスキルやUNIXの知識はどれくらいあるのだろうか?ネットワーク担当ではあるが、UNIX上での開発もがんがんやる。他にやる人がいないから自分たちで作るのだ。まあ、あまり深く知らなくても見よう見まねで作れてしまうのがフレームワークを利用した開発の利点ではあるのだが。

今日からレンタルするWAF(Web Application Firewall)が搬入されてセッティングを業者さんがやっていて、その使い方をレクチャーしてもらおうと待っていたが、なんかトラぶったらしく、なんだかんだやっているうちに私はしんどくなってきて、セッティングを待たずして16時40分に早退。帰ってきたら18時前。なんかくたくただよ。明日から大丈夫かなあ。

頭に力が入りません。

この土日も不調は続く。オリンピックなんか始まっちゃって、全くもって目の毒。もやのかかった頭で、リアルタイムではないが録画しておいたいろんな競技を観た。開会式を観たり、柔道を観たり、体操を観たり女バレを観たり柔道を観たりオグシオを観たり、ラジバンダリ。とりあえず

「がんばれニッポン」

と叫びたいところだが、五輪三連覇の野村を抑えて柔道60キロ級に出場し、初戦で敗退した平岡選手の、

「負ければ、野村を出しておけばよかったと言われる」

という重圧との戦いだった、という今朝の新聞記事を思い出した。応援はときとして大きな力となり得るが、同時に多大なプレッシャーにも成りうる。「がんばれ」は諸刃の剣なのだ。うつ病患者に言ってはいけない言葉の代表例としてもよく言われる。

頑張って当たり前の選手達に追い打ちをかけるように、みんな当たり前のように「がんばれがんばれがんばれ」コール。そういうプレッシャーをもはねのけられる精神力の持ち主が、やはり真の実力者ということなのだろうか。

今日も鬱。

どうも、最近自分で自分にプレッシャーをかけているようだ。昨日も今日も、朝「起きなくては、起きなくては、起きて会社に行かなくては」と歯を食いしばって起きようと頑張っていた。前はもっと開き直れるようになって、朝動けなかったら「あ、今日は無理無理。じたばたしてもどうせ何もできないから、このまま寝るべ」という感じに開き直れていたのに。なんかまた逆戻りしている。自分でプレッシャーをかけて、自分で自分の首を絞めてしまっているような期がする。

今日は午後は寝なかったが、鬱は続いた。夜になってもまだ鬱である。

明日のことは考えない。

あかんかった。

整体の効果で、鬱から抜けられるかと期待していたが、そうは問屋が卸さない。朝、動かない体を必死に動かそうとして、「がんばれ、俺はできる子だ」などとわけのわからないことを考えながら必死に起きようとしたが、あえなくダウン。

9時過ぎに会社に連絡したが、そのときは「午後からなら行けるかも」と思ったので、様子を見て午後から出社します、と言った。しかし、やはり問屋が卸さない。昼になっても動けないではないか。しかたがないので、やはり休む旨を連絡。そして16時半くらいまで寝ていた。いい加減に問屋が卸してほしい。

昨日、一昨日は午後は寝なかったのに、今日は寝てしまった。1歩進んで2歩下がる毎日。明日はどうなることやら。派遣会社の営業さんから、次の3ヶ月の契約に関して、会社に顔を出して話をしたいとの連絡が入っているのだが、私がこんな状態なので前へ進んでない。新たにネットワークにかなり詳しいDさんが先月から入ったし、もしかすると契約の継続は危ないかもしれない。まあ、そのときはそのときだ。

相も変わらず調子は悪い。

月曜、火曜とまた会社を休んだ。しかし少しずつ調子はましになって、土日は一日中寝ていたものの、昨日、今日の午後は起きていた。起きてはいたが会社に行けるほどの元気はなかった。ただただスイッチの入ってないテレビをひねもす眺めていた。いや、スイッチは入っていたっけな。

今日の夜は整体の予約を入れていたので、なんとか行った。ちょっとしんどくてキャンセルしようとも思ったが、夜にはだいぶ体調も回復し、こういう調子の悪いときこそ整体で体をリセット、と思って行ってきた。

こういう鬱のときは何もしていないのに首と肩がぱんぱんに張っている。私がご指名させていただいているO先生は、首の付け根をぐりぐり揉みながら「張ってますね〜。自律神経のバランスが崩れていますね〜」とか言いながら、いつもの通り首から背中からバキボキ音を鳴らして私の体をしゃんとさせてくれた。う〜ん、神の手である。

そしてリフレッシュした帰り際、来週の予約を取ろうと受付で「来週の火曜から木曜の間で、18時半以降でO先生でお願いできますか?」とリクエストを出したら、受付のお兄さん曰く、

「O先生は18日までオリンピックのトレーナーとして北京へ行ってしまうので、来週はいないんですよ」

オリンピックのトレーナー?何かの競技の専属トレーナーなんだろうが、うわ〜、さすが指名料を取る「エグゼクティブトレーナー」の呼称を持っているだけある。なんか偶然にも、とてもいい人を捕まえてしまったようだ。とりあえず来週は別の先生にお願いしたが、今後とも長いおつきあいをしたいものだ。五輪の裏話も聞きたいところである。

とりあえず、今日体が楽になって、明日会社に行けるかどうか、そこがポイントだ。整体での施術が鬱からの脱出口となるのであれば、週イチで通っていれば、調子が悪くなって連続して休んでも1週間以内にはもちなおせる、ということだ。

そんなに世の中甘いとは限らないが、調子が悪いときは、ほんと藁にでもすがりたい気持ちなのだ。関係ないがwaterはウォーターでなく藁と発音した方が欧米人に通じる。おぼれる者は久しからず。ではなかったおぼれる者はwaterをも掴む。うむ、それもまた真なり。なんか最後は意味不明。