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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2007年4月7日

昨日は23時頃寝ようとしたが、眠気が来ない。0時前にいったん起きて追加眠剤を飲み、しばらくゲームをやっていて、眠くなったので寝た。何時だったかははっきりと覚えていないが、多分0時半か1時頃だったろう。朝は8時頃に一瞬目が覚めたが起きれず、10時半にようやく起きた。

今日は昨日よりかは調子はましだが、午前中は体を縦にしていられず、横になっていた。昼からは座ってマンガ雑誌を読んだりDSでゲームをしていたりしていたが、いまいち集中力もないし、頭はぼ〜っとしていて集中力も気力もない。

今日から朝の薬が一錠増えたが、抗鬱剤というのは即効性があるわけではないので、2週間くらいは様子を見ないといけない。新しいSSRIらしいが、自分には効くだろうか。同じくSSRIのパキシルは効くという人が多いが、私は昔処方されたときには副作用が強くて、がまんして飲んでいても効果がなかったので中止になった。今回処方されたのジェイゾロフトという薬はどうだろうか。ネットで調べると、去年の7月に販売が開始されたばかりの薬である。「試してみて損はない」と主治医は言っていたが、得があるとも限らない。

ところで、ちょっと腑に落ちないことがある。去年の3月までは、「精神障害者通院費公費負担制度」という制度(通称「32条」と呼ばれていた)があって、それを申請した人は、かかりつけの精神科にかかるときは医療費も薬代も0.5割負担で済んでいた。それが、一昨年に国会で可決されて去年の4月に施行された障害者自立支援法によって、原則1割負担になってしまった。「自立を支援」する法律なのに、なんで負担が増えるのか。お金が足りなくて病院にお金を払えなくなったりして、通院がストップして病状が悪化したりしたら、それこそ本末転倒である。

それで、「原則1割」なのだが、応益負担といって収入により上限額が決まっている。その収入というのが、本人の収入ではなくて、「世帯の収入」なのだ。つまり、本人の収入が少なくても、親が働いていて世帯としての収入があれば、上限はあがってしまう。これも完全に本末転倒だと思う。「自立を支援」する制度なのに、家族が医療費を払えるなら払え、ということでは障害者本人の自立はますます難しくなる。

そして個人的に一番納得いかないのが、その収入の求め方だ。今年の分の私の1ヶ月の上限額は、去年の住民税の額により決定される。しかし、去年の住民税というのは、一昨年の収入によって決まる。つまり、「一昨年の収入によって、今年の医療費の上限額が決まる」というのだ。

私は3年前には休職して傷病手当金をもらっており、それは非課税だったので2年前は住民税は0であった。なので去年は上限額は低かったのだ。しかし、一昨年は職場復帰して働いていた。だから去年は住民税をそれなりに払っていた。そのため、今年の医療費の上限は去年の倍に跳ね上がってしまった。

しかしである。調子が悪くなったから会社をやめ、そのまま調子が悪くて就職活動もままならず、1年以上経ってまだ調子が悪くて仕事を探すのもままならず、経済的にもだんだん追い詰められている今日この頃になって、「一昨年働いていたから医療費の上限額が倍」になる、というのはどうも納得がいかない。この「障害者自立支援法」にはいろいろ問題があり、あちこちで突っ込まれているのだが、なんとかならんものなのか。