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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2007年2月23日

昨日は23時過ぎに寝た。もっと早く寝ないと、と思っていたのだが、またOKWaveの回答でVBAのマクロを組んでいるうちに遅くなってしまった。いかんなあ。そして布団に入ったものの眠れない。いろいろ考え事をしてしまう。ぜんぜん眠れないなあと思って時計を見たら0時。1時間近く経っている。しかたがないので起きてから追加眠剤を飲み、ちょっとだけ、と思ってPCに向かって、またVBAを書き出してしまった。そのうち眠気が来て寝た。1時くらいだったかと思う。朝は9時半頃になんとか起床。相変わらず遅い。

今日は雨降りお月様。いやいや月が上る頃には雨はあがっていた。今日もPCの前に座ってVBAを書いたりその他の主に技術的な質問に回答していたりした。そうこうしているうちに夕方になったので、家を出た。今日は通院日なのだ。

いつもなら1時間2時間待ちは当たり前なので、待合室で読むマンガ雑誌を2冊も持っていった。しかし、待合室に入ってびっくり。1人しかいない。いつも10人くらいいて、しかも待ち時間の間に外に出ている人も少なからずいるので、なかなか呼ばれないのが世の常であった。しかしながら、今日は少ない、というか少なすぎる。なんでなんで?不思議でたまらない。待っていると思っていた1人も実は会計待ちで、診察券を出すとすぐに呼ばれた。こんなときもあるんだなあ。

いつもなら待ってる人が多いので、あまりたくさんのことを尋ねたり話したりするのは気がひけていたが、今日は暇そうなのでいろいろ主治医にしゃべった。今自分が療養しているなかで、どう生活を過ごすのがベストなのか、そういうことに悩んでいる、と話した、。例えば少し気分が低めの時に、あえてがんばって外に出て散歩でもすれば、調子があがってくるときもあれば、逆にどんどん疲れていくこともある。どうすればいいのか自分でもわからない、と話したが、主治医も難しい顔をして「まあ、無理をしないことだね」と仰る。まあ、そう言うしかないのだろうなあ。

そして、朝はいつも9時10時にならないと起きれない、体が動かないが、朝に目覚ましを止めて、そして起きようと必死にがんばって、でも起きれないので結局遅くまで寝てしまう、ということを話して、無理に起きようとするのはあまりよくないのでしょうか、と尋ねたら、やはり「無理はしない方がいいね」とのこと。結局自分にとって「無理を強いる」ことが心理的に自分を圧迫して精神衛生上よろしくないようだ。それが症状にも影響するのだろうか。

それからもう一つ尋ねてみたいことがあった。時々新聞の折り込み広告にもあるが、「新しい薬の治験者募集」が気になっていた。そのポスターがその病院の待合室にも貼ってあって「ご希望の方は医師に申し出てください」と書いてあるのだ。まだ世に出てないけど新しい薬、試してみる価値はあるのだろうか、私のような患者はそういう薬を試すことは適したことなのだろうか、それを聞いてみた。すると、

「まだ効くか効かないかもわからない薬だしねぇ」
そりゃそうだ、それを実証するための治験なのだから。

「人によっても効果は個人差があるしねぇ」
まあ、それは既存の抗鬱剤でも同じことだ。

「それに、本物の薬ではないこともあるしねぇ」
そうだった、プラシボが混じっているのだった。治験に関しては以前に調べて私も知っていたはずなのに、すっかり忘れていた。つまり、統計的にその薬がある程度のパーセンテージで効くことを証明するために、治験者の何割かには「何の効果もない偽の薬」を服用させるのだ。そして、本物の薬を飲んでいる人の方が効果が改善されるパーセンテージが高いことを確かめるのだ。処方された薬が本物か偽物か、それは治験者も医者すらもわからないらしい。

「それに、治験するとなると今の薬を抜かないといけないしねぇ」
うむむむ、それは困る。だが治験の目的を考えると当たり前と言えば当たり前だ。しかし、今飲んでいる薬を抜くわけにはいかない。薬を抜いた上で偽の薬に当たったりした日には目も当てられない。

ということで治験の話とともに私の診察は終わった。

いつもよりずっと早く終わったので、仕事に行っている妻と連絡を取り、横浜で落ち合って夕食を食べて帰ってきた。ヨドバシマルチメディア横浜の地下にあるカレー屋「コバラヘッタ」に久々に行った。ここはカレーもうまいがナンもうまい。最近はジャンクなものばかり食っているが、たまにはこういう贅沢もいいだろう。バランスが大切だ。