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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2005年8月

昨日は22時過ぎに寝たが、さすがに寝不足だったようで追加眠剤なしで眠れた。夜中何度も目を覚ますのはいつものことで、朝は6時に起きた。首の周りが嫌なこり方をしている。風邪のときのあれだ。嫌だなあ、またかい。結局もう一度寝て8時過ぎに起きた。

会社へ行って仕事をする。午前中に残りの仕事を片づけたら、本当にもうやることがなくなってしまった。チーム自体は来月一人やめたりして体制がきつくなっていくのだが、私には仕事は振られない。先週1週間休んでしまったこともあり、期限の決められたまっとうな仕事はさせてもらえない。

午後になってから、上司が思いつきのように「SSLサーバで今公開しているページ、修正してアップする前に、お客さんに見せられないかな?」と言う。事情があってそのお客さんのホームページ本体のサーバと、SSL対応したセキュアなページは別サーバになっているのだ。本体のホームページには開発機があって、そこに一度アップし、ユーザ名とパスワードを入力しないと閲覧できないようにして、一度お客さんに確認してもらってから本番サーバにアップしているのだが、SSLサーバはそうなってない。なんせ、個人情報保護法対策として急遽SSL対応してくれ、ということで自前のサーバをかまえずにホスティングを利用してやったのだ。なんでそんなことになったかというと、ややこしいから割愛。

まあ、要するにSSLサーバには開発機というものはないのだ。しかし、本番機でもプレビューをお客さんにさせたいのだったら、それ用の別ディレクトリを作り、そこにアクセス制限をかければいいだけの話だ。「簡単にできますよ」と答えると「じゃ、それやって」と言われ、午後は定例を挟んでその対応をした。apacheのBasic認証を設定するだけで、たいした作業ではないのだが、やることができてよかった、という感じだ。

まだ本調子ではない。帰ってきてえらく疲れた。彼女も最近調子が悪く、ずっと風邪をひいていたのだが、治ったのに、なんだかしんどいという。大丈夫かなあ。二人で倒れると大変なのだ。

そう言えば、私は「前回と同じ事由で4週のうち2週休めば復職を取り消し、すなわち退職」ということになっていたのだが、そのことについて人事部に確認した。「2週休む、というのは有給休暇だろうが欠勤だろうが、とにかく同じ病気で休めばアウト」と復職時には説明を受けていたのだ。それを再度確認したのだが「あなたの場合は休職期間も満了しているし、ここは大目に見て、有給休暇や暑中休暇を使い切って本当に欠勤になってからカウントすることにします」という寛大なお言葉をいただいた。よかった〜、このままではあと4日休めば自動的にクビになるところだった。夏休みは消えたが、先週休んだ分の3日は暑休で、残りは有給休暇で充当した。でもまだまだ油断はできない今日この頃なのだ。

昨日はなかなか眠れなかった。帰ってきたのが21時過ぎで、なんだかんだしているうちに寝たのが23時頃寝たのだが、ぜんぜん眠くならず、0時頃に追加眠剤と牛乳を飲んだ。それでも眠れず、1時頃にPCを立ち上げてメールをチェックしたりする。もう一度追加眠剤を飲んだ。その後は眠れたのだが、少し時間がかかったかと思う。結局眠れたのは2時過ぎか。でも4時頃目が覚めた。その後は寝たり起きたりの繰り返し。

朝は7時40分に起きた。自力で起きることができた。若干低いかな、と思ったけど先週ほどではない。体は動く。ちゃんと朝食を作ることができた。新しい薬の効果だろうか。

会社へ行って仕事をする。すると言ってもたいした仕事はない。顧客のSSLサーバを立てたはいいが、アクセスログの解析やその引き落としなどが後回しになっていたのでその辺をちょこちょこ調べたりする。昼過ぎに妙に眠たくなった。やはり昨晩なかなか寝つけなかったからだろうか。それともピーゼットシーのせいだろうか。「眠くなるかもしれません」と医者は言ったが、眠くなったりならなかったりする。医者に言われたとおり、明日から朝は炭酸リチウムを抜いてみようか。まあ、なんとか体はもった。

朝、8時過ぎに彼女に起こされなんとか起きた。そして何とか会社に行った。調子はけっしてよくはないが、とにかく出社した。

会社へ行くと部長がいたので、1週間休んだことをまず謝り、しばらく打ち合わせブースで話をした。風邪をこじらせてからそのままうつ状態に陥ったこと、タイミングが悪く病院が夏休みだったこと、緊急で向精神薬を出してもらって、それでだめならさらに強い薬を出してもらう予定だということ。とりあえず状況はわかった、とだけ言われた。私が抱えていた中国とのネットワーク接続のタスクは既に他の人に振られていた。と言うか、先週会社を休むことを連絡したときに、自分の状態がやばいのであの仕事は他の人にアサインした方がいいです、と自分で言ったのだが。

とりあえず私の仕事はあまりなくなった。何もない、というわけではないが、あまりない。それにしても山ほどメールが来るチームだ。何でもかんでも同報にしている。今日は10日ぶりに出勤したわけだが、400通以上のメールが来ていた。午前中はそれを読んでいるだけで終わった。

夕方会社を出て病院へ。土日とも不安定ながら少しはもちこたえていること、今日もなんとか会社へ行って終業時刻までもったことを話すと、リタリンは使わずに、この間出してもらったピーゼットシーをしばらく続けることになった。このまま回復に向かってくれるといいのだが。

それにしてもいつものことだが、病院はとても混んでてものすごく待たされる。今日も2時間近く待たされて、その後処方箋を持って薬局に行ったら、そこでもたくさんの人が待っていた。なんで?薬剤師がたくさんいる薬局なのだが、夏休みで人が少ないのだろうか。

帰宅したのは21時過ぎ。テレビをつけても特に観るものもなく、テレビ神奈川のローカルなニュースを観ていた。横須賀市の小泉純一郎と同じ選挙区で、羽柴秀吉という人が出馬していた。本名?

昨日は朝眠たくて、一度起きたもののまた寝てしまった。今日は、8時半だったか9時だったか忘れたが、少し遅いもののちゃんと起きて二度寝はしなかった。

しかしながら、テンションは低い。朝はずっとネットしていたが、昼頃やはり1時間半くらい寝てしまった。起きてもだるい。買い物に行きたかったが気力がなく、昼食もカップラーメンで済ませた。まだ鬱が抜けてない。

だらだらネットをやったりテレビを観たりする。24時間テレビをやっていた。今年のテーマは「生きる」だそうだが、自分にとってはとても重いテーマだ。なんせ「生きるのを放棄したくなる」病気だから。夕方、24時間テレビ内の笑点で、「生きるとは?」というお題で誰かが「死なないこと」と答えて、円楽師匠が「そりゃそうだ」と笑っていたが、笑い事ではない。

夜になって、100キロマラソンの丸山弁護士のラストスパートを見ていた。みんながみんな「がんばれ」のオンパレード。そうだね、がんばるのは偉いことだよな。でも、どんな状況の人にも「がんばれ」と言ってしまうのが日本人の悪い癖でもあるのではないだろうか。テレビを観ていて、出演者のみんなが丸山弁護士に「がんばれ」と応援しているのを見て、なぜか私はプレッシャーを感じていた。なんなんだ、いったい。

明日がとても不安だ。まず会社に行けるか。行って部長に経緯や何やら説明しないといけない。風邪から鬱が一気に来たことや、病院が夏休みですぐに対応ができなく、休みが長引いたことなど。それがとてもプレッシャーだ。「お前、もう無理だろう」部長がそう言うのがもう目に見えるようだ。とにかく、急いで進めないといけない仕事を振られ、しかかったところで1週間以上中断したのだ。周りに思い切り迷惑をかけている。そんな中に出勤していくこと自体が、もうものすごいプレッシャーなのだ。鬱で休んだときは、いつもこのプレッシャーに耐えなくてはならない。

今日も低かった。明日はなんとか会社に行けたとしても、まともに動けるかどうか。多分リタリンを出してもらうことになるだろう。その後どうなるのか。今は鬱モードなので考えてもマイナスの思考しか出てこない。今日は考えるのをよそう。

非常にやばい。

今週はまるまる休んでしまった。完全に鬱モードに戻ってしまった。病院に行って主治医に相談したかったのだが、私の通院している病院はあいにく木曜日まで夏休み。昨日の金曜日、なんとか当日予約で病院に行って相談した。

限りなくクビに近い状態である。7月から復職はしたものの、人事部と交わした書面のなかで「4週のうち2週休んだ場合、復職を取り消して休職期間に合算することとする」という事項がある。これはいつまでのことか聞いたら、明確な期間は規定にはないが、通常1年くらいという回答だった。

そして「4週のうち2週」というのはどういう計算をするかというと、毎日その日から遡って4週間のうち、休んだ日が2週間に達した時点でアウト、ということなのだ。そして私は先週の金曜、そして今週の月から金の1週+1日休んでしまっている。つまり、あと4日休むとアウトなのだ。

そうなるとどうなるかと言うと、文面では「復職を取り消して休職期間に合算」と書いてあるが、私はすでに休職期間を使い切っている。したがって社内規定により、自動的に退職、ということになる。

昨日、医者にその話をしたのだが、緊急事態とは言え、そんなに簡単にすぐになんとかなるものではない。抗鬱剤を変えてみるにしても、私はかなりの種類を投与されてはあまり効き目がなくて、いろんな薬を試してきた。なかなかあう薬がないのだ。なんせ今飲んでいる薬は17種類目なのだ。しかも抗鬱剤でなく抗不安剤のデパスである。デパスで安定したということから、主治医は抗不安作用のある「向精神薬」つまりメジャートランキライザーで割と即効性があるという「ピーゼットシー」という薬を3日分処方した。これは今の私の症状が最終的に抗鬱剤でなく抗不安剤のデパスで安定したから、という主治医の判断である。普通はこの薬は統合失調症の人に出すのだとか。とりあえずこれで様子を見て、月曜日にまた病院に行くことになった。

この薬の効果が出ない場合、最後の手段に出ることになっている。月曜日にリタリンを出してもらうのだ。リタリンは薬事法的には向精神薬ということで合法な薬であるが、薬理的には覚醒剤に分類され、ネットなどでもヤミで非合法に流通していたりする。怖い噂をいっぱい聞くのだ。だから前の病院で前の主治医に「リタリンを使ってみますか?」と聞かれたときにはノーと言ったのだ。が、もうそんなことを言っている場合ではない。

リタリンについては昨日の診察でも主治医と話をしたのだが、主治医の立場は「うちの場合、絶対に処方しないということはないです。確かに依存性が強く、使い方を誤ると危険な薬ですが、医者の指示を守って服用すれば大丈夫です。一時的に使用して安定したらすぐに抜く、というやり方でやりましょう」と言うことである。

とにもかくにも崖っぷちなわけだが、昨日までは鬱と不安でがくがくぶるぶる震えていたのに、今日はけっこうあっけらかんとしている。薬が効いたのか?でも午前中は眠くて寝ていた。「眠くなるかもしれません」と主治医は言っていた。「そのときは朝晩飲んでいるリチウムを抜いてください」と言っていたので、明日の午前中も眠たければ、明後日はリチウムを抜いてみよう。

そして今日は溜まったプライベートな仕事を片づけるのに従事していた。山岳会の会員専用HPに載っけてある名簿をアップデートしたり、運営会の議事録をアップしたり、全然行っていない合唱団の団員専用HPに自分の参加していない合宿記録をアップしたり、学生時代の合唱団の同期専用のHPに載っけてある名簿をアップデートしてアナウンスしたり、ああなんで俺はこんな事務ことばかりやっているんだろう。あとはメールをくれたけど返事をしてなかった人にメールをかいたりする。風邪をひいてから鬱に陥り、病院が夏休みで、というような顛末をまとめて会社の自分のアドレスに送ったり(出社してから報告するために転送)、嘱託医に現在の状況をメールで報告したり。嘱託医から「このタイミングでリタリンを使うのは私も賛成です」と返事があった。少しほっとした。

とにかく、今までいろんな危機を乗り越えてきたのだ。なんとかするべし。