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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2004年10月14日

最近また日記を書いてないと思ったらやっぱり久しぶりだった。

最近は比較的安定していて、以前のように不安に襲われることもあまりなくなったし、鬱に陥ることも少なくなった。まあ完全ではなくて、ときどき調子が悪いときがあって、そういうときはしかたがないのだが、全体的には以前と比べて調子がいい。

が、一昨日の診察には行くことができなかった。11時の予約で、家は9時半に出れば間に合う。最近は9時くらいには起きているので、まあ大丈夫だろうと思ったのだが、その日になってみると体が動かない。なぜなのか?なぜだかわからないのだが、朝から病院に行くとなると異常なプレッシャーを感じるようなのだ?なぜ?これはずっと前からの課題なのだ。午前中だからだめなのか。そうかもしれないしそうではないかもしれない。今の主治医は外来の診察は午前中だけだが、前の主治医は午後も診察していた。14時とか15時の診察でも行けないときがあった。15時からのカウンセリングも行けないことが多かった。

しかたがないから薬だけ今日取りに行った。今日は朝7時頃にすんなり起きることができた。昨日は動けなかったのだ。彼女に起こされても動けなかった。いくら調子がよくなっても、病院にも行けないようではまだ社会復帰は難しい。

病院から帰ってきて一息ついてから、今度は会社へ行く。今日は健康管理室へ行って嘱託医と面接するのだ。この嘱託医が少し珍しく、カウンセリング的なアプローチを行う精神科医なのだ。日本では精神科医と心理療法士の守備範囲はかなり明確にわかれていて、精神科医は主に投薬による症状のコントロールを行う。その中で、心理的なアプローチが必要な患者は心理療法士のカウンセリングを受ける。カウンセリングを行う医者というのは実は日本ではけっこう少ないらしいのだが、その嘱託医は「カウンセリングを専門とした精神科医」だそうだ。

面接は3回目なのだが、嘱託医は前から認知療法的なアプローチが私には必要であることを指摘していた。そして面接で話して指摘された内容は、以前の病院でのカウンセラーとのカウンセリングでも話したのと同じようなことが多い。だが病院でのカウンセリングと違うのは、復職に向けて具体的にどうしていけばいいのか、という視点でのアドバイスを含むことなのだ。自分は病気が治るのかどうわからないし、治らないとしてもどうにかして社会で生きていかないといけない。会社に戻れるなら戻りたいのだが、今の状態で復帰できるのか、それがずっと心配なのだ。嘱託医は可能だと言う。(完治するかどうかわからないが)完治するとしても3年はかかるが、それより前に復職できるし、実際した人も何人もいる。しかし最初数ヶ月は慣らし運転で、とにかく始業時間から就業時間まで会社にいる、ということを目標にすればいい、と言う。そして私の場合は休んでいる期間が長かったので、その慣らし運転は1年は見た方がいいと言うのだ。

これはあくまでも医者からの意見であり、人事部から復職の条件として提示された「主治医から『完全に病気が治り、就業に全く問題がない』という診断書を書いてもらうこと」ということと真っ向から対立する。これに関しては、実は復職の規定というのもまだ固まっておらず模索状態で、嘱託医がいろいろ口添えをしていくということだ。

面接後、大きなホームセンターを少し覗いてから久しぶりにうまい餃子屋で夕飯を食べて帰った。一昨日の夜に修理に出したノートPCがもう返ってきた。運送屋が取りに来たのが一昨日の17時頃で、うちに戻ってきたのが今日の15時過ぎ。48時間もかかっていない。DELL早!「現象確認。マザーボード交換」だそうだ。