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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2004年5月18日

今日、会社へ行って人事部の人と面接してきた。

自分の直近の状態を伝え、そして人事部の人から復職に向けての手続きについて説明された。自分が思っていた以上にいくつものステップがあり、自分も慎重にしないといけないが、会社側もかなり慎重にしているようだった。

まず、今は入院中なので、退院したらその時点での診断書を持って、もう一度人事部の人と面接をしなければならない。そしてその次に会社の産業医(心療内科)と面接をしなければならない。最後に自分が復帰する部署の部長と面接をしなければいけない。これらをクリアして、やっと復職できる。復職時には会社所定の書式の診断書を主治医に書いてもらわないといけないが、これがものすごく細かいことまで書くようになっているらしいのだ。と言うのも診断書の書式を医者にまかせると、おおざっぱすぎて、具体的にどういう場合に、何をどんな風に気をつけたらいいのか、とにかくそういう細かいところまで患者(社員)の情報がほしい、というわけである。社員のことを本当によく考えている証拠である。順調に行けば復職は夏真っ盛りの8月頃か。

しかし、復帰しても自分はもう前のようにばりばり働けない。病気が完治して戻ってきたのではなく、こころの病というハンディキャップを背負って戻ってくることになった、だからその点の配慮をお願いしたい、そういうことを人事部に正直に話した。精神障害者保険福祉手帳を申請したことも話した。うちの会社は障害者をたくさん雇用している。精神障害者に関しては企業の雇用義務はない。(身体障害者と知的障害者に関しては、企業は従業員の数に応じて一定数の障害者を雇用しないといけなく、一定数に満たない分はペナルティを払わなければならない、という法律があるが、精神障害者はまだ蚊帳の外である)しかし、うちの会社は2年ほど前に精神障害者を対象に10人の募集をかけた、というくらい進んでいるのだ。こういうハンディキャップを持ってしまった社員を受け入れてほしい、という願いは通じるはずだ。

とにかく、今は焦らずにゆっくりと回復を待つのみである。まだちょっと躁気味で、下手すると突っ走ろうとする傾向がある。