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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年7月12日

昨日の睡眠の状況

 21:00 就寝
 23:04 中途覚醒
 01:27 中途覚醒
 01:45 中途覚醒
 03:27 起床

昨晩は追加眠剤をもらわずに、どこまで睡眠をひっぱれるか試してみた。1時27分に目が覚めてからその後すぐ45分に目覚めたときは、さすがに追加眠剤をもらいに行こうか迷ったが、あえてもう一度寝てみた。そうすると3時半頃まで眠れた。その後も寝ようとしたのだが、ぜんぜん眠れなくなったので、起きてホールに出てきた。21時に寝て3時半に起きるということは、実質6時間半は寝ているわけで、実生活を考えるとこれでちょうどいいのかもしれない。だいたいにおいて毎日9時間も寝ろというのは実生活と比べてちょっとおかしい。

そう言えば昨日夜から首が凝っていて、寝つきも少し時間がかかったような気がする。知らない間にどこかに余計な力が入っていたのだろうか。どういうときに首が凝るのか。どういうときによけいな力が入るのか。しばらくホールでたタバコを吸ったりこの日記を書いたりしていたが、4時半頃なんだかうとうとしてきたのでベッドに戻ったら、1時間くらい眠れた。5時半にまたホールに出てくる。外はかなり激しく雨が降っていて、雷も鳴っている。いやだな〜、今日から外泊なのに。

なんだか気分がすぐれない。雨のせいだろうか。寝不足というわけではない。鬱でもなさそうだ。でもなんかやる気がしないから、やはり軽い鬱が入ってるのか。まあ、ラジオ体操にも朝食にも、放送が入ったらすぐに動けたので、重症なわけではないが、なんかかったるい。

やはり寝足りなかったのだろうか。上の文を書いた7時半ころから1時間くらい寝てしまった。やはり追加眠剤なしで寝てると、眠りが浅いのだろうか。前の入院のときにも感じたが、睡眠は長さより深さがものをいう。時間が短くても深く眠れたら目覚めもよく、朝もすっきりしているものだ。

今日からまた2泊3日の外泊。先週の結果とカウンセリングで話したことをもとに、今回の目標は「1日ごとにちゃんと疲れをクリアする」「1日の終わりまで疲れをため込まない。1日の間にちょこちょこリフレッシュを入れる」ことだ。外泊中のスケジュールは先週と同じなので、どう変化があるか比較がしやすい。

9時になったので外泊届けと薬を出してもらい、病院を出る。朝に降っていた雨はあがっていて晴れ間がのぞいている。今日も暑くなるそうだ。バスと電車を乗り継ぎ、途中横浜で買い物をして家路につく。今日の目標である「疲れをためない、ちょこちょこリフレッシュする」というのを意識しながら、できるだけ肩の力を抜いて、ときどき深呼吸したりしながら行動する。それが功を奏したのか、家に帰ってきたときは、あまり疲れを感じていなかった。あ、でも電車の中でちょっと寝てしまったぞ。やはり寝足りなかったのだろうか。電車で座れなかったらどうなっていただろう。

家に帰って、あらかじめやる予定だった雑事をこなす。これも一つやるたびに休みながら、できるだけゆっくりやるように心掛ける。とは言え、やはり癖は簡単に抜けず、一つ終わればはい次、はい次、というようになかなかうまく休めない。とりあえず財形の書類を会社に送るところまでやって一休み。引越に備えて財形を一部切り崩しておくのだ。最近株があがっているようだが、株式投資信託の残高は少しは増えたかなあ。株が下がる一方なので途中でストップしたのだが、株があがるのを待ってたらいつまでたっても上がらなかった。さっさと売ってしまえばよかったのかもしれない。公社債の投資信託の方は順調に増えている。

一休みはしたものの、結局その後はいろんな雑事を次から次へとやってしまう。リラックスを入れるのをつい忘れてしまう。私は5つのホームページと1うのメーリングリストを管理しているのだが、そのメンテの仕事などがいろいろ溜まっていたのだ。

13時を過ぎて、いつもの通りバイトが昼休みの彼女がやってくる。こっちも一休みでパンを買ってきて食べる。そして14時前にまたバイトに戻っていってしまう。土曜日はこれだけしか会えない。明日は私が合唱団Pの練習で、彼女もバイトだから夜しか会えない。早く一緒に暮らしたいものだ。

彼女が行ってから、文庫本を40冊ほどデイパックにつめて駅前の古本屋に売りに行った。引越に備えてできるだけ部屋の荷物を少なくしようと思っていたのだが、私は「捨てられない人」なのである。特に本、文庫本が大量にあったのだ。1回読んだだけで読み返すことがあるかどうかもわからない本が、何冊だろう、200冊はあるだろうか、段ボール箱にぎっしり詰まっていたのである。それらは4年前に引っ越したときからその箱のままだった。その前の引越の時からそのままだったものもある。古いのでは私が上京してからずっとそのままのものもあった。引越のたびに大量の本と一緒に移動したが、今回ついに処分することに決めたのだ。でもやっぱり捨てるのはしのびない。せめて誰かにもらってほしい。そう思って古本屋へ行った。値段なんかいくらでもいい、ただでもいいから、引き取ってもらって誰かの手に渡ってもらえばそれでよかった。実際、買い取り値は予想よりはるかに安い金額だった。ひょっとしたら、最初は安値でふっかけて(?)きて、交渉次第で値をつり上げられるのかもしれないが、そんなめんどうなことはやだ。引き取ってくれたらそれでいいので、言い値で引き取ってもらった。それでもまだまだ文庫本は残っている。毎週売りに行こう。そうそう、本を売りに行くなら晴れの日がいいそうだ。

戻ってきてしばらく音楽を聴いていたが、じっとしていてもあまり外泊訓練にはならない。もうちょっと自分に負荷をかけつつ、その合間にリラックスすることを意識的にやらなくては。もう一度デイパックに文庫本をつめて再び古本屋へ。さっきとあわせて合計80冊の本を売ってきた。なんだかすっきりしたのだ。やっと一箱目の半分くらい減っただろうか。まだまだ本はある。続きは来週にでもしよう。

それから、昔のペンシルパズルの本がまた大量にある。こんなものは古本屋で売れないだろうが、マニアックな趣味を持っている証として(?)、学生時代から後生大事に取っておいたのだが、これらはすっぱり捨ててしまおう。売れなさそうな本を段ボールから出していく。紐でしばってゴミに出そう。これらが片づくとだいぶすっきりするぞ。そう言えばこの辺りには古紙回収車というのは来ないなあ。私が学生時代に住んでいた町にはよく来ていたものだったが。

その後、5時前に家を出て合唱団Pの練習へ行く。途中、また横浜に寄った。今度は家電量販店へ行って、新しく買わないといけない家電の値段を下調べする。一人暮らしをしているから大概のものは揃っているが、なんとうちには冷蔵庫と電子レンジがない。冷蔵庫はマンションに備え付けの、キッチンの下にある小さなやつ、よくホテルなんかにあるやつと同じやつであるが、それをずっと使っていた。自分でほとんど自炊をしなかったし、外食が多かったのでそれでよかったのだ。彼女がご飯を作ってくれるようになってから、彼女はだいぶ苦労していた。それからうちのマンションにはガスがひいてない。今までカセットコンロ1個で料理をしていたのだ。これもけっこう大変だった。今度はガスのあるところにしよう、と思ってガスコンロなんかも見ていた。ガスコンロは大体1万円台くらいだが、冷蔵庫や電子レンジは大きさや機能によってだいぶ値段の幅がある。できるだけ安いのでそろえても、全部で10万くらいはかかるかなあ。

下調べを終えて合唱団Pの練習に向かう。週末の夕方の横浜はかなりの人込みだった。にもかかわらず、リラックス、リラックスをこころがけていたら、そんなに疲れなかった。そういえば前に入院していたときに読んだ「あくせくするな、ゆっくり生きよう」という本に「流動的思考」という概念が出ていたが、それを試してみたときに近い感覚がある。たくさんの人がいて、たくさんのものがあって、たくさんの情報が脳に入ってくる。でもそれらをすべて受け止めるのでなく、流していくのだ。視野を広く持って、自分に必要な情報だけをピックアップしていき、後は捨てていく。そんな感じだ。わっ、人込みだ。やになっちゃうなあ。くそ、いちいちよけて歩かないといけない。前はそんな感覚だったかもしれない。そして体が無意識のように緊張していたのだろうか。今日は人込みの中にいても疲れをあまり感じない。

合唱団Pの練習ではモテットを2曲とブラームスを全曲やる。う〜、昨日「本番にも合宿にも参加しない」と書いてしまったが、やっぱり歌っていると楽しいし、せっかく練習しているのにステージに乗らないのはもったいない、という気になってきた。本番に乗るんだったら合宿も行かないと。う〜、金がかかるが、まあ金はないことはないのだ。今日、財形を一部引き出す書類を会社に送ったところだ。貯金を崩せばあるのだ。だが、結婚後の生活を考えると、そして自分が予定通りに復職できなかったときのことを考えると、できるだけ貯金は崩さずに置いておきたい。でもステージには乗りたい。う〜ん、今回はやっぱり乗ることにしようか。いやはや優柔不断だ。

練習が終わって家に帰ってくる。電車の中でもリラックス、リラックス。先週は帰りの電車の中ですでに「ぐったり」という状態だったが、今日はぜんぜん疲れを感じていない。実は家を出るときは少し疲れを感じていたのだが、いつの間にか疲れがとれているようなのだ。練習中もリラックスを心がけていたからだろうか。家に帰ってきても全然平気だ。先週はバタンキューだったのに。とりあえず今日の目標はクリアしたかもしれない。だがそれは明日の朝に起きてみないとわからないかもしれないが。