今日はとてもとっても疲れた。なんで疲れたかというと、新しいデジカメを買ってしまったのだ。それでどうして疲れるのか。
ことの発端はこうだ。そもそも最近「新しいデジカメがほしいなあ、でもお金は節約しないといけないし」とずっと悶々としていたのだ。それで懸賞に応募しまくったりしていた。
それは置いといて、今日、昨日新装オープンした横浜のVIVREに彼女と行ってきた。彼女のお目当ては7階にオープンしたビーズのお店。彼女はビーズのアクセを作ったりするのが好きなのだ。彼女とまずVIVREの7階に行き、ビーズのお店を彼女が見ている間、私は同じフロアにあるPCショップのソフマップで時間をつぶすことにした。
ところがその一画にあるキヤノンのブースにデジカメがいっぱい展示してあって、実際に手に取って試し撮りできたりしたのだ。私が今使っているデジカメは130万画素で光学ズームなし。そのくせ図体はやぼったく大きく、おもちゃみたいである。IXY Digitalみたいなコンパクトでスタイリッシュでかっちょいいデジカメがほしいなあ、できれば300万画素以上で光学3倍ズームがついているもの。そういうものを実際に手に取って触ってしまって、「やっぱほしいぞほしいぞ」熱が高まってしまったのだ。
その後PCやら周辺機器やらを見てまわった後に彼女と合流し、新装開店したVIVREを上の階から順番に見てまわった。これがけっこうな人出でそれがそもそも疲れる要因でもあったのだが、その間ずっと「ああ、やっぱデジカメほしい」が頭にぐるぐる回っていたのだ。VIVREは5階と6階がまるまるメンズカジュアルのフロアで充実している。ほしい服なんかもいくつかあったのだが「デジカメほしいし、ここはぐっと我慢してお金を節約して、いつかデジカメを買おう」などと我慢一筋だった。ストレス上昇度大、である。
その後ダイエーに行ってまた服なんかを見てまわった。その時点でけっこう疲れていて、帰る前にダイエーの中のベンチでしばらく休憩したくらいだった。だが帰る途中、デジカメのことが心残りで、ちょっといろんな商品を見てまわりたいと思い、ふらふらとヨドバシに入ってしまった。そしてそれが運のつきであった。
自分がほしい条件を満たしている機種はだいたい40,000円から45,000円くらいだった。やっぱちょっと高いから控えざるを得ない。そう思った見ていたら、CASIOの「EXILIM EX-Z3」という機種が33,800円。「あ、これは割と安い」そう思ったとき、隣でその商品について他のおじさんが店員と話している会話が耳に入ってきた。「これは安いね」「ええ、明日までの特価なんですよ」なになに、特価?明日まで?そう言うと「11月3日まで」と書いてある。店員がおじさんに説明している。「本当はこの値段なんですけど」値札の紙をめくると、そこには44,800円と書いてある。う、明日まで1万円引きなのか。おじさんは言う「ほしいんだけど、しまった今持ち合わせがないな」すると店員が「在庫ももう少ないんですけど、よかったら取り置きしておきましょうか?」その会話が自分の心を揺さぶる。うう、1万円引き。明日まで。在庫僅少。これは、これは、今が「買い」か、どうなのか?いや、他の店に行っても実は同じく安い値段で売ってるのかも。うう、ほしい、どうしよう、どうしよう。
悩むことしばらく、結局買わずに帰ることにし、家路につく。しかし家に帰ってからも気になってしかたがなく、すぐにPCを起動し、ネットで実売価格を調べてみる。すると、どこもだいたい44,800円というのが相場。ううう、やはりあれはお買い得なのだ。どうする、どうする、どうするうううううぅ。疲れているのにソファに寝転がってそう悩んで悩んで悩み疲れたところで、彼女が口にした「そんなに欲しいんだったら買えば?」その一言で、疲れている体にむち打ち、家を飛び出して横浜へ逆戻り。ヨドバシへ飛び込んで「こいつの在庫ありますか?」開口一番にそう店員に尋ね、そうして買ってきてしまったのだ。
普通欲しいものを買ったら満足してストレス解消するものなのだが、今回に関しては「ああああああ、買っちゃった。己の欲望に負けてしまった。しょぼ〜ん」という、なんというか後ろめたいものがついてまわって、なんかすっきりしないのだ。ただひたすら疲労感が残る。しかし、実際に箱を開けてさっそくいじくり倒してみると、う〜ん、なんて素晴らしいんだ。これはこれはいいものを買った。これでいいのだ。さんざん迷って悩んだ挙句買ったのだから、大切に使うことにしよう。
それにしても今日は朝から夜までずっと鼻がじゅるじゅるであった。また風邪をひきかけているのであろうか。アーメン。