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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2002年2月22日

最近日記をさぼっていた。昨日は寝付きもよかったと思う。夜中も割とぐっすり眠れたが、相変わらず何回も目が覚めて「まだ夜か」と思った記憶がある。もう何回も同じことを書いたような気がする。睡眠障害はぜんぜん解消されていない。別に昼間眠たくなるわけでもないし、多少中途覚醒があってもかまわないのだが、眠剤の量は減らしたいと思っているのにこのままじゃ減らせない。もう退院して次のステップに入ることを検討しているというのに。今日あたり主治医と相談しよう。後何回か長い外泊を繰り返し、デイケアかその他のものを探して退院した後しばらくそれを続けて様子を見てみる。カウンセリングと通院でこの病院には通う。そういうつもりだ。

今日で点滴は終わり。血液検査の結果、CRPの数値は標準より若干高めだが前より下がっていて、夕食から常食に戻った。土日に外泊にすればよかったが、日曜日だけの外出にした。

主治医に面接希望していたのに、ちょうど来たのが点滴中で、いくつか言葉を交わしただけで終わってしまった。月曜日のカウンセリングを受けて、退院してその後どうするかについて相談したかったのだが。点滴を外しに来たI看護婦に、もう一度主治医と話したいと言うと、伝えておきますと言われたが、ちゃんと伝わってなかったようで、夕食後に準夜勤の看護婦に聞いたらもう主治医は帰ってしまっていた。月曜日のカウンセリングの前に話をしたかったのだが。

自分の中では、とりあえずいったん退院してデイケアにでも通ってみようかと思っている。最初は簡単なことから、そして徐々に業務に近いようなことまで、少しずつステップアップして、時間をかけて。そう思ってるのだが、具体的に何をすればいいのかが見えない。とりあえず、自宅周辺のデイケア施設のある病院を紹介してもらいたかったのと、自分の中で考えている「あと2週間、その間に3泊4日の長い外泊を2回繰り返して退院。その間にできれば他の病院のデイケア施設の見学」を話して、それについてのコメントをもらいたかったのだが。

昨日か一昨日に入院したIZさんは小学校の先生らしい。やはりうつ病らしいが、偏見にしばられ、「突発性難聴」という診断名で入院していることになっているらしい。校長からも、そういうことにしておいてくれ、と言われているらしい。立場上、「学校の先生がそういう病気」というのは父兄に知れるとまずいらしい。ここにも偏見の被害者がいた。彼女もカウンセリングを受けているらしいが「性格は変えられるのか」「答えを教えてほしい」そういうことを言っている。答えをカウンセラーに求めているようでは「気づき」は来ない。「気づき」の重要性をまず理解する必要があるだろう。

「じぶん・この不思議な存在」を読み終えた。哲学者が書いた、哲学的な本で、大筋では「じぶんは他人の他人であり、他人の存在によって規定される」ようなことを書いていたが、結論としては「自分とは何か、よくわからない」だそうだ。わかったようなわからんような、哲学書らしくもっともらしい理屈をこねくりまわした、でもそれなりに読んでおもしろい本ではあった。