TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2002年12月9日

昨日は林道歩きは休んだものの、精神的・身体的に不調というわけではなかった。が、寝る前に「明日やばいかも」という予感を感じた。前から書いている「予感」。自分の奥に眠る本音を気づかせてくれる、体からのメッセージ。そして「ああ、また自分は月曜日のプレッシャーを感じているな。また体が拒否を始めたな」と考え、それを素直に受け入れて寝る努力をした。「明日起きたら調子が悪いかもしれない」そう思って寝た。

だが、今朝起きたらそうでもなかった。「調子はまずまずかもしれない」そう思った。5時頃だった。ただ、やたら寒い。そう思って外を見ると雪が降っていた。寒いはずである。そのまま布団に潜り込んでまた寝てしまった。

8時半頃目が覚めた。もう行かなくてはならない。再び外を見ると、相変わらず雪は降っていて寒い。「午前中はパス」早々にそう決め込んで再び布団に潜り込む。

その後のことはあまり覚えてないのだが、何回か目が覚めたかもしれないが、結局14時頃まで寝ていた。デイケアもカウンセリングも休んでしまった。が、今日は確信犯である。「今日は勘弁して」寝ながらそう思っていたような気がする。

結局今日は一日中暖房のきいた部屋でぬくぬくとしていた。自分を甘やかしているような気がするが、あまり深く考えないことにする。考え出すとまた自分を責めることだろう。そして自己嫌悪に陥ることだろう。

改めて今週の予定を立てることにした。水曜日は英検クラブがあるので行きたい。木曜日は診察の日なので行かなくてはならない。水・木・金と行くことに決めて明日も休むことにした。明日は部屋の掃除第一弾をすることに決めた。というか彼女に決められてしまった。

明日彼女も手伝ってくれて掃除をすることになった。同じ病院に入院していた「患者仲間」の友達が年末に来るので、もう少し部屋をきれいにしたら、と言うのである。その友達は今ではすっかり彼女のメル友だが、症状は私と同じ鬱なので、私の話もいろいろ聞きたいようだ。というかそっちがメインらしい。やはりこういう病気を抱えている人共通の悩みは「同じ悩みを共感して話し合える人がなかなかいない」ということだ。入院中は他の患者としゃべる機会はたくさんあったが、退院してしまうとそうもいかない。その友達とは入院中はあまり病気の話をしなかったので、その娘も鬱だと知ったのは彼女が退院してからメールでやり取りしてからである。

私の場合、自分のHPでうつ病であることをカミングアウトし、こうして「うつ病日記」なども書いているため、「実は私もうつ病です」と告白してくれた知り合いが何人もいる。もう5〜6人にはなるだろう。みんな「え、あなたも?」という人ばかりだ。一見そうは見えない人ばかりで、みんななかなか人に話せずに悩んでいるようだ。実際私も「鬱には見えない」とよく言われる。人の前に出て行けるときは調子がよいときなので、みんなは鬱ではないときの私しか知らないだけなのだが。他のうつ病の人と話したりメールでやり取りすると、やはりお互い共感できるところが多い。語感は悪いが「病気仲間」と話すのも一つのセラピーになるのではないだろうか。