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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2002年11月

やっとデイケアに行けた。何日ぶりだろう。先週の月曜日以来か。あのときはデイケアのプログラムには最後のちょっとしか出ていない。まともに丸一日フルに参加したのは、本当にしばらくぶりだ。

朝、起きたのは6時前。とりあえず起きてメールチェックしたり朝食を食べたり。そこからが勝負だ。昨日の晩「二度寝せずに、早すぎてもいいからとにかく家を出ることにする」ことに決めた。しかし、一度活性化した脳と体をけだるさと睡魔が襲う。それに負けじとするが抵抗しがたく、かろうじて目覚ましを7時にセットして寝る体勢に入ってしまった。が、頭の中では「7時には起きなきゃ、7時には」という思いが強かったのか、けっきょく再び眠ることなく、目覚ましを止めて7時前に家を出た。体をひきずるように出て行った。必死だった。朝の通勤ラッシュはすでに始まっており、電車の中ではとてもつらかった。座れるかもしれないと思って横浜駅で一本電車をやり過ごしたのに結局座れず、必死につり革にぶら下がっていた。

着いてしまえばあとは平気だった。午前中の卓球大会に出場し、うちのデイケアAチームが優勝した。去年は入院患者として病棟代表で出場して、やはりそのときも優勝したのだが、そのときは1年後にまたこの大会に出るとは夢にも思わなかった。

午後のプログラムでは、来週の誕生日会で何の料理を作るか決めたり、あさってのハイキングの確認など、ミーティングだけで早く終わった。15時以降はクラブ活動で、水曜日はテニスをやっているグループと、「ガチンコ英検クラブ」と題して英検の勉強をやっているグループがある。調子が不安定なので今まではほとんどクラブ活動には参加していなかったが、なりゆきで英検クラブのメンバーになってしまい、来週から参考書に沿って準1級の勉強をすることになった。学生時代ならまだ英語は少しはできたが、今はすっかり頭も錆びついている。どうなることやら。と言うか、毎週水曜日にちゃんと行けるのだろうか。

帰りの電車もつらかった。参加しているときは気が張っているのだろう、あまり疲れは感じないのだが、電車の中で一気に疲れが噴き出した。行きと同様、ぐったりだったが、座れたのがまだ救いだった。首と肩が異様に凝って痛い。私は疲れると首と肩が凝るのだが、なぜなのだろうか。

さて、明日はどうしようか。あさってはハイキングなので、それに向けてまた一日休みを取ることにしようか。今回は明日の朝の調子しだいで決めよう。

今日は予定通り休みにした。
どうも最近鬱だけでなく、過眠もあるような気がして、昨日は寝る前に飲む眠剤を減らしてみた。いつもはロラメット1錠とサイレース2mgを1錠なのだが、サイレースを半分に割って1mgにしてみた。そのせいかどうかわからないが、寝つきが悪かった。1時間半たっても眠れないので一回起きて一服したほどだ。サイレースは中期間作用型で、短期間作用型のロラメットの方が先に効いてくるはずなのだが。睡眠障害が一番ひどかったときは、導入剤もあわせて寝る前に7錠も眠剤を飲んでいた。その頃に較べると薬はずいぶん減った。しかし、たまにこのように寝つけないことがある。

一口に睡眠障害と言っても、その症状は、なかなか寝付けない「入眠障害」、途中で目が覚めまくる「中途覚醒」、朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」などのパターンがある。私はこれらすべての症状があったが、入院中に眠剤を増やしていってなんとか眠ることができていた。上の3つのうち、一番早く薬の効果があったのが入眠障害である。寝つきは早くなった。だが、夜中に目が覚める。多いときで10回くらい目が覚めるときもある。「眠らせるのは簡単だけど、眠りを持続させるのは難しい」と主治医は言っていた。だから、たまに寝つけないときがあると、「眠剤が効かなくなったのか」と不安になる。眠剤の効き目は微妙で、体調などの微妙な変化でも効き目が全然変わってくる。たまに効かないことがあってもおかしくはないのだが、眠れないとそれだけで焦ってしまう。ただ静かに目を閉じていればいいものを、いつのまにか力を入れてぎゅっと目をつぶっている自分に気づいたりする。

時間はかかったものの何とか寝つき、中途覚醒もなく朝起きる。今日は休むことにしたからデイケアには行かず、でもできるだけ起きていようと思って本を読むがなかなか頭に入らない。そしていつの間にかまた寝てしまっている。サイレースを半分に減らしたのに昼まで寝てしまい、昼もまた4時くらいまで寝てしまう。なぜこんなに寝てしまうのだろうか。ひょっとしたら抗鬱剤の副作用なのだろうか。

明日は卓球大会だ。いつもより早く家を出ないといけない。いつも通り早朝に目が覚めたとして、また寝てしまうとアウトのような気がする。6時だろうが5時だろうが、さっさと家を出てしまって、どこか外で時間をつぶすことにしようか。風邪をひかないように気をつけねば。

あかん、行かれへんかった。

思わず関西弁で書いてしまったが、人間本音が生で出てくるときは無意識に自分のネイティブが出てくるのだ。そんなことはどうでもいい。昨日までは調子がまずまずだったのに、今日は最悪だったのだ。

朝は5時頃起きてメールチェックし、朝食を食べる。いつものパターンだ。この時点で調子は悪くない。が、まだ眠い。この時点でもう外に出てしまうとか、なんとか起きていればいいのかもしれないが、やはりまた眠くなる。目覚ましを8時にセットして再び布団に潜り込んだ。
その後だ。目覚ましが鳴ったと同時に超早わざで止めた記憶がかすかにある。その後は再び熟睡し、ぐっすり寝たりうとうとしたり、というのを繰り返すうちに、気がつくと15時。これは完全に行かなかったでなく行けなかったである。先週も朝は同じパターンだったが、途中で目が覚めて何とか力を振り絞ってカウンセリングには間に合った。今日は「行かなきゃ」とか思う前にぐっすり眠っていたのだ。なぜなんだろう。やはり眠剤が効きすぎているのか?会社を休職する前から、月曜日というのはいつも調子が悪かった。ブルーマンデーである。やはり静止摩擦係数が大きいのか。

起きてから本でも読もうかと思ったが、昨日読んでいた本が今日は読めない。単に集中力がないというのでなく、鬱のときは本のページを開く、文字を目で追いかけることすら嫌気がさしてきて、そしてすぐに閉じてしまう。今日はだめだ。何もできない。

夕方になってバイトが終わった彼女が来て一緒にご飯を食べ、テレビを観る。あれだけ寝たというのに早々に眠たくなってきた。どうなっているのだろう。明日こそ行こう、と言うと「明日は休んだ方がいいんじゃない?」と彼女に言われた。あさってが卓球大会で、それにはどうしても出たい、と言ってたので、あさってに備えて明日は休んだら、ということである。どうしようか。おとなしく忠告にしたがって明日は休みにしよう。

今日の調子はまあまあと言えるところだろうか。
夜中3時過ぎに一度目が覚めたがまた眠り、4時半過ぎ頃だったろうか、目が覚めたので起きて、いつも通りメールチェックをしたりしていた。朝食のパンを食べ、そしていつものごとくまた寝てしまった。

昨日の練習でけっこう疲れたので、今日は一日ばてばてかと予想していたのだが、そうでもなく、9時過ぎには目が覚めて、ちゃんと起きていられた。また昼過ぎまで寝てしまうと思っていたが、起きていてもあまりしんどくはない。のんびりテレビを観ていた。

昼からもビデオを観たり本を読んだりしながらのんびりと過ごした。今日ははじめから一日休養の予定だった。前にも書いたが、休日はできるだけ体を休める。平日に動くべきときに動けないのはしかたがないが、休日に元気があるからといって無理して動くと、また月曜日からのデイケアに差し支える。先週はダメダメだったが、来週こそ調子よくデイケアに行けるといいな。水曜日は卓球大会なので、それにはぜひとも出たい。卓球経験者としてすでに出場メンバーにランクインされているし、自分としても見せ場なので、なんとしても出たい。とは言え、自分でプレッシャーをかけると、またそれに押しつぶされてしまうかもしれない。気負わずに行こう。金曜日は雨でのびのびになったハイキングの予定だが、またしても週間予報は雨だ。次に雨が降ったらみんなでボーリングに行くことになっているが、それもまたよしだ。来週は盛りだくさんだ。気楽にマイペースで行こう。

今日は久々にヴォーカルアンサンブルの練習に出ることができた。

いつもと同じように朝5時頃起きてメールチェックしたり朝食を食べたりした後、どうせ今日は昼からだから、ともう一度寝てしまう。この「もう一度寝る」ということを当たり前にしてしまうのが問題かと思うが、とにかくもう一度寝てしまった。

11時半頃彼女からメールが入った。それで目が覚めたが、体が動かなかった。なんてことだ、10月も2回とも練習に出られなかったのに、なんで今日もまた体が動かないんだろう。久々にメンバーと会って歌いたいし練習後にお茶もしたいし、なぜなのか。今週ずっと調子が悪かったから、まだそれをひっぱっているのか。13時から相模大野で練習なので、行くならもう起きないと間に合わないのに〜。

そんなことを思いつつ、寝たまま「行かなきゃ行かなきゃ」を頭の中で繰り返していた。1時間くらいたって、ふと体が動くようになった。何がきっかけか自分でもよく覚えてない。とにかく「今なら行ける」そういう瞬間があったので、以前にもやったように、極力何も考えずに機械的にすばやく身支度を整え、外に飛び出した。時間は12時半くらいだった。今なら30分遅れくらいで間に合う。早く、早く。久々に飛び出した「焦りの心」。電車に乗っていても「早く、早く」と焦りが消えない。自分がいくら焦ったところで電車は速く走るわけではないのに、この「早く、早く」という思いが湧き出して止まらないことがある。これが自分の「焦りの心」で、これが災いの元になることが多い。焦るあまりに何かミスをしでかすことがあったりする。今日は幸い何もなく練習場についた。

久々の練習は楽しかったが、やはり疲れた。歌うのはもちろん楽しいのだが、少人数のアンサンブルはかなり神経を使うのだ。大人数だと神経を使わなくていいかというと、そういうわけではないが、少人数のほうが緊張するのは確かだ。途中休憩をはさんで3時間半。今の自分にとってはかなり厳しい。が、充実した時間だった。練習後に久々にファミレスでみんなと飯を食ってバカ話に花を咲かせるのも楽しかった。次の練習は2週間後だ。次も行けるといいが、どうなることやら。