今日も朝起きれなかった。
6:00の起床を知らせる放送が入ったときは熟睡期だったのだろうか、無理矢理目を覚まさせられて、ものすごくつらかった。ぜんぜん起きあがれなかった。そのまま寝てしまった。ラジオ体操の音は覚えてない。寝ていたのだろう。「朝のお薬でーす」の声は覚えている。その間「起きないと」「でも寝ていたい」の思いがぶつかり合い、ずっと寝ていた。気合いを入れれば起きれそうだったが、気合いを入れる気力がなかった。結局、7:00の朝食の時間になって、なんとか起きることができ、出ていった。廊下でSさんに「ふらふらだね」と言われた。まだ半分寝ていた。
朝食後も少し横になったあと、8:00頃にオカリナを吹きに音楽堂へ。今日は技術的に少し難しい部分をちょっと念入りに練習した。昨日ほど寒くはないが、空気は冷たかった。喉に少し痛みを感じたので、戻ってきてからうがいをした。いつもうがい薬でうがいをすればいいというものではないらしいので、水だけでうがいした。昨日看護婦に「予防のためにうがい薬は出してもらえませんか」と尋ねると、「うがい薬も『薬』なので、あまり使いすぎると耐性ができてしまうので、普段は水でうがいするだけで十分」と言われたのだ。
ホールへ行ってタバコを吸っていると、いつもコーラを飲んでいるUさんが珍しく「午後の紅茶」を飲んでいる。「珍しいもの飲んでいますね」と言うと「またコーラ盗られたから」と言う。おいおいまたかよ。「やな病棟だね~」とUさんは言うが、本当にやだなあ。いったい誰だろう。何とか自衛策はないものだろうか。
作業棟へ行っていつもの通り体力テストと一般トレーニングを30分2セット。また最高値が出た。いつもよりさらに低くさばを読んで年齢を設定したからターゲット心拍数が高く設定されたためであろう。しかし、負荷があがって足は疲れるものの、息がきれるということは全く感じない。私の年齢でこの心拍数では相当苦しいはずなのだが。それにしても体脂肪率は減らない、というかこのところ少し上昇傾向だ。なぜだ?まあ誤差の範囲かもしれないが。
漕いでいる途中、隣のWさんから閉鎖病棟のS君の話を聞いた。同じ時間に閉鎖病棟から作業療法に来ているおばさんから聞いたらしいが、S君はみんなに甘えているという。ここ開放病棟は自由にさせている分看護婦は厳しいが、閉鎖病棟は重症患者が多いので逆に看護婦は優しいという。かえって甘え癖がついて帰ってくるのではないだろうか。
病棟に戻って明日からの外泊届けを出す。いよいよ明後日は情報処理技術者試験だ。2泊の外泊ははじめてだが、大丈夫かな?
昼食時、3週間の実習を終えた看護実習生が「お世話になりました」と挨拶をしていた。立派な看護婦になってほしいものだ。できれば学生たちに「社会人になるにあたっての心得」なんかを話したかったが、その時間はなかった。自分のペースで行動している自分にとって、あまり実習生たちと接する機会はなかった。
入浴を挟んで16:00まで日経コンピュータを読む。広告で明後日の試験に役立ちそうな本を見つけ、しまったもっと早く知っていれば買ったのに、と思う。今からでも遅くない。明日は夕方病院を出て家に直行する予定だったが、それを変更して朝から出るように変更させてもらった。途中でこの本を買っていって、明日は帰ってからその本を読もう。
16:00からはいつも通りリラックス体操。そして自律訓練法。最近便通が安定してきたが、自律神経のバランスがよくなってきたのだろうか。
夕食後、朝刊を読む。最近新聞もまともに読んでなくて、日本人でノーベル賞受賞者が出たこともはじめて知った。東京の渋谷に精神障害者の就労を応援するセンターができたらしい。こんな繁華街にできるのははじめてで、しかも市区町村単独で作るのもはじめてらしい。このようなセンターが各所にできて、精神障害者がよりスムーズに社会復帰できるようになればいいな、と思う。それにはやはり社会の偏見を取り除いていかないといけないだろう。
テレビでメジャーリーグの試合を放送している。マリナーズ対ヤンキースで、マリナーズが2-3で負けている。マリナーズの攻撃で、2アウト2塁の場面でイチローに打席がまわってきたが、なんと敬遠された。ブーイングの嵐だが、イチローはそれだけメジャーでも一目置かれているということだろう。
今日は結局セキュリティの勉強はしなかったなぁ。まあいいや。日経コンピュータは2冊半読んでしまった。興味のある記事だけ拾い読みするつもりが、結局どれもこれも興味があって、ほとんど全部読んでしまってる。さくさく捨てていこうと思っているのに、また昨日新しいのが来た。日経オープンシステムや日経バイトも含めて山積みになっているや。
さて、今日はこの辺にして、そろそろ就寝準備に入ろう。