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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年10月14日

眠れたけど浅いような。S君が自分の枕元の電気をつけたせいで目が覚めた。2回もだ。4:30と5:30。アイマスクをして寝たが、いつも寝ている間にはずれてどこかへ行ってしまう。私は寝相が悪く、寝ている間によく動くので布団もぐちゃぐちゃだ。

風邪の方はどうやら大丈夫そうだが、少し喉の痛みを感じる。夜の間に乾燥したか。念のため、朝の服薬後にうがい薬でうがいをする。

メールチェックする。平日は夜の間に10通くらいは来ているが、週末は少なく、今日は3通だった。

ドリッパーでコーヒーをいれ、蒸らしている間に灰皿当番なので灰皿の掃除をする。ゆっくりコーヒーを飲んで落ち着いて、と思ったら逆にだるくなってきたぞ。おいおい。

CDを聴きながら少し横になった。8:00過ぎから久しぶりに音楽堂へ行ってオカリナを吹き、それから自販機に寄ってペットボトルのお茶を買って帰ってきた。やはり少し熱っぽい気もするが、気にしない。身熱があるのだろう。帰ってからうがいをした。病室では寝てる人が多い。Yさんは昨日からずっと調子が悪そうだ。S君はゲームボーイを音を出してやっている。ボリュームは小さく絞っているが、それでも周りに迷惑かもしれないとは考えないのだろうか。どうもこの男の考えることはわからん。

昼食までずっと参考書を読み進めた。もちろん途中で休憩を挟みつつだが。この参考書はポイントを絞っているのはいいのだが、絞りすぎだという気もしなくもない。何の予備知識もなくいきなりこれを読んでいたら、解説が詳しくないために却って混乱していたかもしれない。詳細な参考書を読んだ後でこの参考書を読んだのは正解だった。

それはそうとS君が調子が悪いようだ。体調が悪いというより、何か落ち込んでいるようだ。鬱なのかもしれないが、彼の場合、私から見ると「鬱を語った怠け者」のようにも見える。治そうという前向きな姿勢が見られない。普段は「暇だ~」と言っていつもだらだらしている。他の患者は、何かしら前向きに取り組んでいるものがあるのに、彼はただ時間をつぶしているだけのように見える。彼は確かにうつ病かもしれないが、これではいつまでたっても治るはずはない。先週退院したSさんは「彼は人格障害じゃないか」と言っていた。人格障害は性格的なもので、厳密には精神病ではない。薬でどうこうなるものではない。その指摘は当たっているかもしれない。

ホールではカラオケが始まった。今日は人数が少なく、2人しかいない。気分転換にと2曲歌ったが、歌うとまだ少し喉が痛かったのでそれだけでやめておいた。まだ風邪が完全に治りきってないのかもしれない。うがいをして、また勉強の続きをするか、気分転換に他の本でも読むか、どうしよっかな。

演習問題の1をやってみる。やってみるというより、問題を眺めて答えをなんとなく考えて、そのまま解説を読む。ふむふむなるほど、こういう風に答えればいいのね、というのを覚えるような感じだ。なんとなくその後はやる気がしなくなったので、音楽を聴きながら横になってしまった。まあ、まだ1週間あるし、あせることはないや。風邪がぶり返すといけないし、汗もかいてないので今日は15:00のシャワーは省略した。

16:00過ぎからリラックス体操と自律訓練法をいつもより念入りにやった。あわせて40分くらいかけた。自己暗示は果たして効果があるのだろうか。流動的思考法も忘れがちだが、取り入れていきたいので、それも暗示に加える。「自分はマイナスの感情を元に自分の思考をコントロールできる」自分の感情をいつも自分で客観的に分析する、それは難しいというか自然の摂理に反しているのかもしれない。そんな気もするが、感情は自然に沸き上がるものとしても、その感情に自分が気づくかどうか、それはまた別の問題かもしれない。

以前買ってきた「目覚めのヨーガ」という本を取り出して、いくつかやってみる。基本的には「朝の目覚めをすっきりさせる」のが目的で、そのための14のポーズ(それぞれの派生版も含む)が載っているのだが、それ以外にも「腰痛に効くプログラム」「肩こりに効くプログラム」なども載っている。上記の14のポーズからいくつか抜き出して組み合わせたのと、それ以外にその症状に効くポーズが載っている。「肩こりに効くプログラム」をやってみた。なかなか効きそうないい感じである。私はレントゲンで背骨が歪んでいることはわかっているのだが、ヨガのポーズをやっていると、明らかに自分の体が左右非対称であることを感じる。痛さが左右で違ったりする。

連絡会の後、今度はヨガの本と一緒に買った「気功の基礎入門」という本をぱらぱらと眺めてみる。ヨガの本は易しく書いてあったが、こちらは漢字だらけでイラストもなんだかいかめしい。気功は奥が深そうだ。「基礎編」「調身編」「調息編」「調心編」「調気編」という章立てになっていて、「気」を操ることによって心身ともに様々なコントロールを行えるらしい。ヨガのポーズに似たイラストもたくさんあり、やはり相通じるものがあるのだろう。太極拳も気功に基づいているのだろうか。「基礎入門」の割には難しい印象を受けた。

夜は気分転換に、日経オープンシステム4月号の記事を2つ読んだ。気分転換でコンピュータ関連の雑誌というのもなんだかなぁという感じだが、セキュリティ関連の勉強ばかりしていたので、ちょっと新鮮かつ懐かしい。

もう8:20だ。今日はこのくらいにして就寝準備をしよう。