昨日も割りと早く寝つけたかと思う。0時頃に寝ようとして、1時間以内で眠れただろう。そして起きたのは5時半。早く目が覚めるのは相変わらずだ。朝食を食べてぼ〜っとし、6時半から「ポンキッキーズ」を見る。途中まで見てから眠くなったのでテレビを消して寝たっけな。
昼頃目が覚め、パンを買って来て食べる。今日の予定は16時から池袋で友人のアカペラライブを見に行き、その後は合唱団Pの練習へ。ネットで調べると14時半の電車に乗ればよいはずだ。家を出るまで1時間半ほど余裕がある。ちょっと調子がいまいちだから、それまで寝ていよう。ちょっと寝たら回復するだろう。
しかし、その見通しは甘かった。家を出ないといけない時間になっても動けなかった。眠たいわけではない。体が疲れているわけでもない。鬱である。軽いが鬱である。何とか頑張れば動けなくもなさそうな、誰かが手を引っ張ってくれれば動けそうな、でもやっぱり動けない、そんな感じである。「あ〜、楽しみにしていたのに…」そう思いつつ横になったまま、また寝てしまった。
そして今度は17時過ぎ。ライブには行けなかったが、合唱団Pの練習には今起きて行けばちょうど間に合う。まだ少し鬱だ。だがさっきよりましだ。今度はなんとか起き上がり、準備をして家を出た。動き出したらなんとかなる。その程度の調子の悪さだ。最初の「動き出す」をクリアすればなんとかなる。
合唱団Pの練習は、ブラームスを割りと気持ちよく歌った後はプーランク。これが滅法難しい。ものすごく集中力を要するというか、神経を使うというか、音と歌詞を楽譜どおり歌うだけでも精一杯なのに、それをどのように歌えばいいか自分の中で見えていない。指揮者の要求も自分の中で消化しきれてない。自分のキャパシティーをオーバーしているが、なんとか頑張った。
練習後、みんなは飲みに行く。経済的なこともあるが、私は今日は疲れ果ててしまったので帰ることにした。が、本音はみんなについて行きたい。軽く飲んでおしゃべりして盛り上がりたい。行くべきか行かざるべきか、自分の中で葛藤する。やっとの思いで「今日は帰ります」と行ってみんなと別れる。そう、無理は禁物だ。無理を感じたら思いとどまるのも一つの勇気。何も考えずにふらふらとついていって、これ以上調子を崩したらしゃれにならない。
それにしても、今日のライブに行けなかったのは悔しい。ずっと楽しみにしていたのだ。ライブ自体も楽しみだったし、いろいろ友達に会えると思っていたので、それも楽しみだったのに。心理的に「実は心の奥底では行くことを拒否している」というパターンに今回が当てはまるとは自分では到底思えない。誰かに行けと言われたわけでもなく、自分で行くことを決めて楽しみにしていたのに。鬱を語るのに心理的なアプローチだけではやはり不十分なのか。それとも自分の深層心理は想像以上に複雑なのか。「行きたい」と思っている自分は、実は見えない糸で操られているだけなのか。