今日は本当なら彼女と鎌倉へ花見に行こうと約束していた。鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ続く道の桜並木がきれいらしいので、見に行こうと思っていたのだ。今週半ばは雨の予報で、その雨で桜が散ってしまうかもしれないし、ちょうど見頃に行こうとすると今日しか予定があわなかったのだ。
だが、今日は動けなかった。鎌倉行きは中止して、昼過ぎから近所の公園をぶらぶらする。小さな公園だが周りが全部桜の木で囲まれていて、なかなかきれいだった。自宅に戻ってきてまったりしていたが、やはり調子が悪かったのか、それだけで疲れてしまって夜まで寝てしまった。
明日は雨の予報。桜はだいじょうぶだろうか。去年は彼女もまだバイトをせずに暇だったし、私も退院したばかりで暇を持て余していたので、毎日のように桜を見に行ったのだが、今年はあまり桜を堪能できないかもしれない。この季節に短期間しか咲かないからこそ価値があるのだ。「華があるうちが花」というかなんというか。たくさんの桜があるように見えて、そのうち数本は「サクラ」じゃないか、などという冗談を言ったのは学生時代の友人だったっけか。