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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

伊坂幸太郎「ラッシュライフ」読了。いくつもの人生模様が描かれ、それがだんだん絡まり合って行く。あの場面がここに繋がるんだな、というのがわかった時はなんかすっきりする。自分が新たな発見をしたかのような爽快感がある。最後はその爽快感のラッシュである。あれもこれも伏線だったとは、てな感じだ。ぜんぜんジャンルは違うが、映画「有頂天ホテル」を思い出した。あれも三谷幸喜がタイムスケジュールを綿密に計算して、いろんな人の物語が絡み合うストーリーだった。

なんて思っていたら、あることに気がついた。ひょっとしてこの小説には大きな仕掛けがしてあるのではないか?ある矛盾がありそうだ。それをほのめかすヒントも出てきている。それを確認するためには最初から作品を読み返して、詳細にメモを取っていかないといけないがどうしよう。

と思ってネットで検索したら、私と同じようなことに気がついて実際に検証した人がいた。そうすると、「そういう仕掛けをしているように見せかけて、実はそんな矛盾はなかった。作者の罠にはまりかけた」ということを詳細な解説を交えて書いていた。う~ん、やられた。

ネタバレになるから詳しくは書けないので、この記事は読んでてさっぱりわからないことだろう。

「ラッシュライフ」にちなんだ曲がないかなあと探してみたら、まさにそのままの曲が出てきた。クラムボン「Lush Life!」。たまたま見つけたにしてはいい曲だった。この小説で出てくるのはジャズの同名の曲だが。


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