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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

朝5時に目が覚めた。そしてもう眠れない。起きたいけど、体を休めないといけないからせめて6時まで布団の中で粘ろう、と思ったが、我慢できなくなって起きてきた。5時何分頃だったかは覚えてない。先週までとまるで逆だ。どうやら完全に切り替わったようだ。

会社に行って、まずはメールチェック。そしてぶっ飛んだ。

話は少し前に戻遡る。各研究室が独自にDMZに公開しているサーバの一斉セキュリティ検査を行ったところ、脆弱性の多いサーバが大半を占めた。OSやソフトウェアを最新にアップデートせず、既知の脆弱性を抱えたサーバが続出したのだ。それらのサーバの管理者たちに、速やかに脆弱性対策を行うように通達を出してきた。

しかし各サーバ管理者は本業と兼務で、なかなか重い腰を上げないところもある。特にサポート期限の切れたOSは速やかにアップデートを行わないといけないが、OSのメジャーバージョンのアップデートはちょっとした大仕事だ。現在サーバ上で動いているCGIなりPHPなりのプログラムが同じように動くかどうかもわからない。

そんなこんなで、なかなか重い腰をあげない最後の1台。それを管理者に通達した上で、9月1日に外部との通信をファイアウォールで遮断した。

しかし、これに慌てて急いで対応した管理者は、昨日の22時頃にメールを送ってきた。

「サーバのアップデートが完了したので、監査をお願いします。9月9日の学会でそのサーバのサービスを外部から使うので、できるだけ早く外部からアクセス可能にしてください」

おいおいおいおい。9月9日って、今日だぞ。今日の何時から公開できる必要があるのか、それすら書いてない。監査は外部業者に委託しており、普通は申請してから2〜3日かかる。こういう無茶な注文は普通なら「ちょい待った」を出すのだが、学会で使うというのは本人にとってはさぞかしクリティカルであろう。

まあ、こういう急ぎの案件もときどきあって、やむを得ない場合はイリーガルだが業者にかけあって対応することもある。今日も本部の情シス経由で業者に掛け合ってもらい、なんとか16時に監査を終了した。学会には間に合った。学会が行われるのはイギリスなので、イギリスの9月9日には間に合ったのだ。先にメールに書いとけよなあ、それ。昼頃電話で連絡があってようやく知ったのだ。

こういう無理難題が続出すると困るが、研究者をシステムのインフラ面でサポートするのが我々の使命。喜んで仕事しようではないか。


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