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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

一昨日の朝、割と早く起きることができた。調子もいい。昼夜逆転させようとしたのがショック療法になったのか。

ちょうどいいタイミングで、クラウドソーシングで応募していた入力の仕事の依頼が来た。この手の仕事には2種類あって、1つは数百件くらいのタスクを少人数でこなすもの。これは募集に対して応募者の中から1人~数人が選ばれる。もう1つは、大量の仕事があって、それらを大量の人数で片っ端からこなすもの。自分が応募したのは後者のパターン。もし調子が悪くてできなくてもキャンセルすればいい。

調子が上向いてきたのでやってみた。スマホのアプリで、レシートを写真に撮って送るとデータになって返ってくるというのがあるらしい。その裏でせっせと働く「人海戦術部隊」である。これはもう大量の仕事がある。

専用の画面にレシートの画像が表示されていて、隣に明細と金額を入力する欄がずらっと並んでいる。それらを1つ1つ手で入力していくのだ。金額は自動計算されるので、最後に合計が一致しなかったらチェックがしんどい。店によって税抜きだったり税別だったりするから、これも要注意。

その報酬だが、

 

40000文字で600円

 

である。

4000文字ではない。40000文字。入力の単価もここまで落ちたか、と泣けてくる。正に現代の内職だ。

一昔前だったらタイピングというのは一つの技能として通用したのだが、今や誰でもPCを持っててタイピングの速い人はいくらでもいる。自分はけっこう速い方だが、40000文字というと、実際にやってみたら丸1日かかった。一昨日は一日中それにかかりっきり。

そして昨日はまた起きるのが昼になってしまい、38000文字くらいしかこなせなかった。今朝2000文字を入力して先ほど納品。

契約では、あと24000文字残っている。明日の12時までにやればいいから、あとはゆっくりやろう。

 

しかし、これだけやってこの金額とは・・・。やらないよりまし、というか敢えてやっている。もっと割のいい仕事もある。しかし、それはそれで応募者が殺到する。その中から自分が選ばれるのにはどうしたらいいか。こういう割の合わない案件でもいいから、とにかく数をこなして実績を積むのが1つの方法。案件を依頼した人もその他の人も、みんな自分の公開プロフィールを見れる。そこで今まで請け負った仕事の件数と、5段階評価が確認できるのだ。ヤフオクの評価みたいな感じである。そこの数字を上げることで、次の仕事に結びつく。

 

今は種を蒔く時期である。それにしても疲れた。また調子を崩しそうだが、そうなったら元も子もないな。


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