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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日、生活保護の相談に区役所に行った。正直、外にでるのがとてもつらかったが、明日は天気が荒れるみたいだし、早めに相談に行かないと、と思って必死に体を引きずっていった。

生活保護に関しては、不正受給が問題になったり、水際作戦なんて言われて追い返されたりするだとか、いろいろ悪い話ばかり聞く。しかし、うちのように2人そろって病気で、2人とも障害者手帳を持っている、という立場の人には親身になって相談に乗ってくれた。

一番心配しているのは、入院中に貯金がなくなって入院費が払えなくなったらどうしよう、ということなのだが、それに関しては病院のケースワーカーと相談してすれば、区役所と連携を取ってなんとかしてくれるとか。要は生活保護になると医療費はかからないので、生活保護の手続きをその間にするということだろう。

他にもいろいろ質問をした。生活保護の制度についてはネットでさんざん調べたが、どうも曖昧なところがある。人によって書いてあることが違ったりする。自治体によって、あるいはケースワーカーによって対応が違うのかもしれないし、書かれた日付によっても違うのかもしれない。年々厳しくなっているのだろうか。

 

ここで生活保護の制度についてちょっとおさらいをしておこう。

生活保護というのは、世帯の人数や年齢、居住区、家賃によって「最低生活費」という金額が設定される。そして、月々の収入に足りない分だけが保護費として支給される。その額面がまるまる支給されるわけではない。ここを誤解している人が多い。

ある月にアルバイトをして3万円の収入があったとする。すると次の月には支給額が3万円減らされる。トータルで得られるお金は変わらない。あくまでも「足りない分」が支給される。働くモチベーションが下がるわけだ。ケースワーカーが「働け」と言いつつ、生活保護から抜け出せない人が多いのはそういう仕組だからだろう。自分たちのようにワケありの人間には厳しく「働け」とは言わないらしいが。

最低生活費だが、公にされている数字なのでぶっちゃけた金額を書くと、横浜市で2人世帯のうちの場合、月の最低生活費はおよそ13万円+家賃である。他に収入がない場合はこれがまるごと支給されるので、「働かなくてもそんなに貰えるのか」と一生懸命働いている人はバカバカしく思うだろう。しかし、現実的にじゃあ家賃を除いて1ヶ月13万円で生活しろ、と言われると、もちろん贅沢しなければやってはいけるが、ちょっと臨時出費なんかがあればあっという間にピンチだ。冷蔵庫なんて壊れた日にはどうしたらいいのやら。

そして「申請」はいつでもできるわけではない。全財産が「最低生活費の半分」になった時点で、ようやく申請を受付けてもらえる。それまではあくまでも「相談」である。そして

・生活状況等を把握するための実地調査(家庭訪問等)
・預貯金、保険、不動産等の資産調査(生活保護法第29条に基づく調査の金融機関本店等への一括照会)
・扶養義務者による扶養(仕送り等の援助)の可否の調査
・年金等の社会保障給付、就労収入等の調査
・就労の可能性の調査

などが行われ、2週間後くらいに支給が決定する。しかし、決定してすぐに支給されるわけではなく、毎月の支給日は決まっているので、その日まで手持ちのお金で凌がなくてはならない。

かなりシビアである。実は前借りもできたりとかもするのだが、当然借りたものは返さないといけない。

 

長くなったので今日はこの辺にしておこう。生活保護についてはできるだけ「制度について」の情報は発信しておきたい。ただし実際に生活保護を受給することになってしまうと、こういうブログを見つけては嫌がらせのコメントを書き込む輩が後を絶たないらしいので、その時にはブログを閉鎖するかもしれない。

自分のことを心配してくれている人もいるみたいなので、できれば近況報告はしたいと思っているのけどなあ。

 

そして今夜も眠れないのだ。それでもって、明日はまた1日じゅうくたばっているのか。毎日そのパターン。


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