クラウドソーシングで先日「タスク形式」という形の仕事をやってみた。発注者と個別契約を結ぶわけではなく、「○○の作業をしてください」という案件にその場でとりかかり、すぐに終了し、発注者が確認して承認したら報酬が支払われる、というもの。
その結果はその時にアップしたが、単価が10円とか5円とかいうレベルで、しかもたくさんあるわけではないので1日やって100円にもなりゃしない。単価が安いからといって適当にやっていいわけではなく、間違えてはいけないのでそれなりに神経を使うし、めちゃくちゃ疲れた。
まとまった量を何か引き受けるとしたら、「プロジェクト形式」というものになる。その場合は「納期までに○○の仕事をやってください」というのが基本。しかしよく調べると「1件につき50円、マイルストーン払いします」というタスク形式の延長版みたいな案件もある。
マイルストーン払いというのは、例えば1000件の作業があるとして、100件ごとに支払ってくれる、ということらしい。大量の件数を大勢の人に割り振るので、プロジェクト形式で募集して契約は最初に一度だけ締結し、事実上出来高制にしているようだ。そこで1つやってみることにした。
「マニュアルに沿って作業していただきます。Windowsの基本操作とExcelができる方、インターネットで検索ができる方募集。1件50円」
という案件。発注者に質問ができるので、「ノルマはあるのですか?」と聞いてみたら、「とりあえず20件やっていただいて、様子を見ていただきます」と回答が返ってきたので応募してみた。
80ページ近いマニュアルが送られてきた。
読んでも読んでもよくわからん。頭が鈍っているからよけいにわからん。何回も読んで概要はわかったが、どう考えても1件につき15分から20分はかかる。単純作業ではなくかなり混みいった作業で、しかもその仕事内容が、
「インチキじゃねーか!」
というものだった。違法ではないが、違法スレスレのことをやらせようとしている。いや、違法なのかな?日本の法律が適用される範囲ではないのでそこはわからない。途中終了ということができるので、早々にキャンセルした。
次に「1件につき100円。簡単なお仕事です」というのがあったので、同じように質問したら、「まずは1件やっていただきます」と返事が来た。応募してみたら、今度は本当に簡単な作業だったので、あっという間に終わった。
しかし、その契約はその1件で終わり。「今後は○○なものを××という仕事があるのですが、いかがでしょうか」と連絡が来た。なんだそりゃ?とみんなが共同作業しているGoogleスプレッドシートを覗いてみたら、
「完全に違法じゃねーか!」
もう完全に無視!危うく犯罪の片棒を担がされるところだった。いや、担いでしまったのか?少なくとも自分がやった範囲までは違法ではないが、その先が違法なのだ。
何やってんだろう、自分・・・。方向を完全に見失っている。もう本当に何やっていいかわからない。