今日は、妻の姪からお誘いを受けてカラオケに行った。妻の姪は血が繋がっていないから、義理の姪という言い方をするのかな、な、な。どうやらそのようだ。メンバーは自分と義理の母、義理の姪、義理の妻、あ、いやいや妻は義理ではない。実に2年ぶりのカラオケ。
以前は妻と2人でときどきカラオケに行っていたが、近年は緊縮財政と、2人とも歳とともにパワーダウンしたため、全く行かなくなった。妻の家族からはたまに誘われるので、そういうときだけご一緒している。
家の中では日常的に、適当な歌を適当に歌っているが、2年ぶりにちゃんと「歌う」ということをしてみると、自分があまりにも衰えていて愕然とした。まず、次の音、次の次の音、次のフレーズを一歩二歩、先に頭の中にイメージしながら歌うということが下手になっている。自分の頭の中にある音がその通りに声にならない。実声とファルセットの切り替えがスムーズに行かない、等々。
天性のものではない能力は、それを使わないと衰えてしまうのはしかたがないのか。合唱活動もヴォーカルアンサンブル活動もだいぶ前にやめてしまったが、カラオケなども含めて「2年も歌わない」という期間はなかった。そうすると、こんなに後退してしまうのか。なんかとほほである。
終わってから妻に「英語の曲と、『千の風になって』がよかった」と言われた。あんなに歌ったのにその2曲かい。英語の曲というのはカーペンターズの「Yesterday Once More」で、かなり抜いてほとんどファルセットで歌った。「千の風になって」は、最後にノーマイクでベルカントで気持よく歌ってみたのだ。どちらも他の曲と歌い方が違う。どうやら自分、気合を入れるとだめらしい。
日常は基本的に喉声の自分にとって、合唱とは全然発声の違うカラオケは苦手。すぐ喉に来る。でも合唱の発声でカラオケを歌うと、「何か変」とさんざん言われてきた。どう歌えばいいのか自分でもよくわからん。歌う曲のキーが高過ぎるのも歌いにくい一因だろう。最近の曲はみんなキーが高過ぎる。平井堅とかしんどいよ。でもキーを下げるのは嫌い(←なら歌うな)。
結局自分、歌うのは好きだが、下手くそなんだよなあ。合唱は練習したからある程度上達したが、そうするとマイクを通して歌うのが下手になってしまった。まあ、歌いたい歌を好きなように歌えばいいのだ、カラオケなんて。
おまけ。
平井堅の「センチメンタル」をリモコンに入力して検索ボタンを押すと、1件もヒットしなかった。よく見たら「センメンタル」になっていた。なんだよ「洗面樽」て。