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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日に引き続き、今日のお昼にまた友人FからSkypeに入電。昨日のチャットの続きなのだが、なんでも、
「しんどい時や鬱の時に、眼球を上に向けるといい」
と教えてくれた。

目の周りの筋肉の運動かな、でも上だけ?と思って「下とか横はやらなくていいの?」と聞いたところ、「下はだめ」とのこと。

人はしんどいときや辛いときに、無意識に下を見る、というか眼球が下を向くという。だから、眼球を上に向けたら、脳が錯覚して明るい気持ちになるのだとか。そう言えば、作り笑いでもいいから笑ってみれば、不愉快な気持ちが消えていくということを聞いたことがある。彼女曰く、これがNLPらしい。

NLPという言葉はときどき聞くが、具体的にどういうものかはよく知らなかった。Wikipediaで調べても「神経言語プログラミング」という名前と、いろんな方面の学者から問題視されている、ということが書かれているだけで、これは一体なんだろうと思っていた。

一口にNLPといっても、いろいろ流派はあるみたいで、彼女が学んだのはこのような、
「目や体を使った脳へのアプローチによる気分の改善」
というものを体系だてたものらしい。

別に科学的に解明されていてもいなくてもいい。科学は万能ではないし、解明されていないといっても、それは「まだ解明されていないだけ」かもしれない。最終的には「良くなればいい」「治ればいい」のだ。頭ごなしに否定はしない。先日書いたスピリチュアルなものに対するスタンスも同じである。

しかし、そのスタンスと相反するようだが、次から次へといろんな人が持ってくる民間療法的なものにはうんざりしている。今回の「眼球を上に向けるだけ」というような「金がかからないもの」ならウェルカムである。


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