前々から、貯金はあと数ヶ月しかもたない、と書いてきた。貯金がなくなったら、もうあとは生活保護に頼るしかない、と書いてきた。
改めて生活保護について調べてみた。現金や貯金を全部集めても10万円以下にならないと申請できない、それは前から聞いていた。人生綱渡り状態。だけど、先日うちに来てくれた友だちから、実は前借りもできると教えてもらった。まだ調べつくしてないことがある。
それで、改めていろいろ調べてみると、高価な宝飾類や車、不動産などは売却指導が入る、つまりそれらを売っぱらって、それでも金がなければ、ということは知っていたのだが、貯蓄型の生命保険に入っていると、それを解約しなければならないこともわかった。
それで、私はもう生命保険は解約してしまっているのだが、妻の方の保険はまだ解約していない。いま解約すると、いくらくらいの解約返戻金が戻ってくるのか妻が問い合わせた。
すると、
あと1年くらいはしのげるくらいの、予想よりかなりいい金額が返ってくることがわかった。
経済的な面でプレッシャーを感じていたので、少しだけ肩の荷が下りた。しかし、私と同じく妻も病気を抱えているため、保険は解約すると二度と入れない。これは最後の最後にとっておく手段である。その大前提としては、何らかの理由で障害年金の支給が停止されないことであるが、これはまあ大丈夫だろう。
そして、「これで最後の大きな買い物」として、二人して欲しがっていた(いや自分だけ?)iPadを買ってきてしまった。贅沢である。むっちゃ贅沢である。だけど、どうしてもほしかった。以前の自分なら発売されたら真っ先に飛びついていただろうが、今では喉から手が出るほどほしかったのに、こんなの贅沢だから、とずっと我慢していた。しかし、まだ経済的な猶予が多少生まれた、ということで、つい誘惑に負けてしまった。
買ってきてさっそくいじくり回す。おもしろくて仕方がない。買ったからには使い倒す。大事に大事に使い倒すのだ。