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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日は8時頃、起きることができた。起きて朝食を食べたが、昨日までと同じく何もする気力が出ず、しばらく呆然とテレビが何かを映し出しているのを眺めていた。そして会社に今日も休むことをメールで連絡し、また寝てしまった。

昨日はとても寒かった。今日も朝起きたらとても寒くて、服をいっぱい着込んでいた。自分はこの冬を越せないんじゃないか。このままこの部屋でぶるぶる震えながら1シーズン過ごすのではないだろうか、などと思っていた。

昼を過ぎて、少し元気が出てきた。外に出るのは億劫だが、今日はメンタルクリニックへの通院日。否が応でも外に出ないといけない。いつも会社帰りに行くので予約は夜。しかし、夜になるとますます寒くなる。今ならなんとか動けそうだし、少しでも暖かいうちに、と思って病院へ電話し、予約の時間を早めてもらえるか聞いた。幸いすぐに行っても大丈夫だったので、いそいそと着替えて外へ出た。

久しぶりの外は、意外にもそんなに寒くなかった。いや、今日はまだましだったのか。昨日はとても寒かっただろう。風がほとんどなかったのも幸いだったし、お日様が照ってる分、むしろ家の中よりも暖かく感じた。そして歩き出してすぐに、

「自分、ぜんぜん動けるではないか」

ということに気がついた。

「明日、会社行けるかなあ」と思いつつ朝起きてみたら動けなくて「やっぱ今日もだめだ~」というパターンの繰り返しが続いた結果、「いつの間にかあきらめている自分」があったのかもしれない。いつの間にか無限ループに入り込んでいたようだ。毎日があきらめのルーチンワーク。

確かに朝しんどい。だけど、そこをなんとか乗り越えたら前に進めるかもしれない。動けるかもしれない。会社に行けるかもしれない。それを「どうせ今日もだめだから」とか、今週に入ってから「寒いから」という理由で自分をごまかしていたのではないか。朝すぐに動けなくても、1時間後に会社に行こう。それがだめならまた1時間後。そうやって、少しでもいいから小さな目標を設定してみたらよかったのかもしれない。

早く病院に行ったおかげで、明日の午前中に行く予定だった内科にも夕方行くことができた。4週間に一度の糖尿病の通院である。と言っても血圧を計るだけ。血液検査は3ヶ月に一度くらいだし、特に問題なし。

妻も一緒にいてちょうどよかったので、季節性のインフルエンザワクチンも打ってもらった。一人2500円。良心的な値段である。しかも健保からインフルエンザワクチンの予防接種の補助金として、1人2000円までの補助金が出るから、実質500円でワクチンが受けられる。これは助かる。この注射は皮下注射であるが、看護師さんは「ひかちゅー」と言っていた。ポケモンかっつーの。


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