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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

YouTubeでいろいろ聴いているせいか、いろいろおすすめの動画のお知らせがメールで来る。昨日の夜、神奈川フィルによるジョン・ケージの「4分33秒」のオーケストラバージョンが流れてきたので見てみた。動画を見ているとシュールだ。指揮者が一応ちょっとだけ手をふる。奏者はじっとしているが、ときどき譜面をめくる。なんだこりゃ。あ、第3楽章まであるのね。笑いをこらえているようにも見える。オケだけでなくピアノもオルガンもあって、こりゃ大編成だ。ピアノには譜めくりまでいる。

一応解説しておこう。ジョン・ケージの「4分33秒」とは、4分33秒の間全くの無音という前衛的な曲である。ピアノ版やらオケ版やら、いろんなバージョンにアレンジされているが、基本的に同じようなものである。改めてWikipediaで調べたら「無音を体験しようとして入った場所でなお音を聴いたことに云々」とか書いてある。「「無」を聴くより、演奏会場内外のさまざまな雑音、鳥の声、木々の揺れる音、会場のざわめきなどを聴くものとされている。」とも書いてあり、これは学生時代に聞いたことがある。しかしまあ、前衛芸術はよくわからん。一応貼っておく。


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