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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日司法書士事務所に行ってきて相談した。と言うか、相談は昨日の電話でだいぶ片づいていたのでさっそく手続き。3枚の書類に名前とか住所を書いてはんこをたくさん押すだけだった。1枚はその司法書士事務所への依頼書。あとの2枚は相続放棄申述書。コピーをもらうか写真を撮らせてもらったらよかった。ちょっと慌てていた。

相続放棄申述書には相続財産の概略を記入する欄があって、現金預貯金の他、宅地と建物の平米数、負債額などを書くようになっている。これらの情報が必要なことはわかっていたので、登記簿から土地と家の広さは調べておいた。負債額は全部が明らかになっていないが、今わかっているだけの金額でいいです、と言われたのでその額にしておいた。

それから「放棄の理由」という欄があって、

1.被相続人から生前に贈与を受けている。
2.生活が安定している。
3.遺産が少ない。
4.遺産を分散させたくない。
5.債務超過のため。
6.その他(自由記入欄あり)

のうち該当するものを丸で囲むようになっていた。「債務超過」を選ぶのかと思ったら、「生活が安定している」を選択することになった。う~ん、安定しているとは言い難いが、いやまあ贅沢はできないけど安定していると言えば安定しているか。

なぜそうなったかというと、要はプラスの資産とマイナスの資産が確定してないから「債務超過」かどうかわからない、ということ。プラスの資産というと、預貯金はほぼないが土地と家がある。それはそれなりの価値があるかもしれないが、とりあえず置いておく。マイナスの方は残債がいくらあるかわかってない。3つの信用情報機関に開示請求をかけていて、そのうち1つだけから結果が返ってきている。だから「最低でもこれだけ」という数字しか今は手元にはない。実際はもっとたくさんあることはわかっているのだが、全貌が見えない限り今の段階では債務超過かどうかはわからない。全部が判明してから申請してもいいのだが、まあ別にこれでかまわないですと言われた。

「生活の安定」とは、普通は相続のごたごたに巻き込まれたくないとかそういう理由のときに選ぶのだが、別にそれを選んだところで何か不利になるということはない。裁判所は書類だけで判断するので実際の資産情報なんか調べないし、一応相続放棄は申請して必ず受理されるとは限らない、ということにはなっているが、その司法書士が扱った案件で受理されなかったことはないという。

他にもちょこっと話をした。まともな債権者なら相続放棄の手続きをしている、あるいは相続放棄をしたと言えばそれで引き下がるが、個人的な借り入れがあることもわかっている。その債権者が返済を求めてきたときも、対応は基本的に同じで「相続放棄をしたから払えない。法的にそうなっているので」と言うしかない。個人が相手だとそれで納得するかどうかはわからない。わからないが、それで通すしかないのだ。払ってしまったら負債を相続したことになってしまって、他も返さないといけなくなる。何のために相続放棄したのかわからなくなる。ちょっと、いやかなりめんどうだなあ。

手続きとその他の話をして、30分くらいで終わった。あとは司法書士が代理で大阪の役所から父の除籍謄本などを取り寄せてくれて、書類が揃ったところでメールをくれる。そのメールに費用が書かれているので、それを振り込んだのを相手が確認したら、裁判所に書類を送ってくれる。その後裁判所から照会書という書類が届くので、それに記入して返送すれば手続きとしては終わり。あとは相続放棄申述受理通知書が届くのを待てばいい。だいたい1ヶ月くらいで終わると言われた。

今日手続きをしてだいぶ精神的に楽になった。ちょっと、というかかなり自分が追い詰められていたようだ。これで肩の荷がだいぶ下りた。この申述手続きはやろうと思ったら自分でもできるような手続きだが、自分でやって何か不備があったらどうしよう、裁判所から不受理の通知が来たらどうしよう、と思いながら過ごすくらいだったら、お金はかかるがプロに任せたほうが楽である。

とりあえずはメールが来るまでのほほんと過ごそう。


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