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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日は21時に寝たが、40分経っても眠れないのでいったん起きて牛乳を飲んでチーズを食べた。これはいつものパターン。それで眠れると思いきや、また30分経っても眠れないのでまた起きてきて、フォーレのレクイエムを聴いていた。フォーレクの「Sanctus」は本当に名曲だ。この曲の楽譜をはじめて見たとき、三拍子だったのに驚いた記憶がある。出だしは四拍子のように聞こえる。「Hosanna in excelsis」では完璧に三拍子なのだが。同じフォーレクでは「Libera me」も好きである。デュリュフレのレクイエムではベースのパートソロとなっているが、フォーレではバリトンソロ。どっちも格好いいが、フォーレの方が好きだな。

そんなことをやっていたらやっと眠気が来たので23時頃にようやく寝た。朝は7時半に起きた。あまり疲れは残ってなくてほっとした。一応睡眠時間は8時間半確保できたので、早めに布団に潜り込んだのがよかったか。

作業所に行ったら、ボスが「コロナウイルスの影響が広がっていて、小学校や中学校も休校になった。うちの作業所もどうするか検討したが、閉所にはせずに仕事は続けることにした。ただし1週間や2週間など、あるいは事態が沈静化するまで休みたいという人がいれば遠慮なく休んでもらっていい」という話があった。みんな来るつもりみたいだ。来るのはいいけどマスクをしてない人も何人もいる。「飛沫感染が怖いのでマスクしてほしいんですけど」としてない人に言うと「手に入らないんだよ」と。う~んそれはしかたがないかあ。持ってない人に自分の分をあげたらうちにマスクがなくなってしまう。テレワークとかできないのかな。やっている仕事は完璧に内職なので、家でも十分できるのだが。まあ無理だろうな。

ボスがさらに驚くことを言う。

「第1作業所の所長から、やっぱりお花見は第1作業所と第2作業所で別々に行きましょうとのことです。第1作業所はK公園(作業所の向かいに地域の公園がある)でやるので、第2は第2で行ってくださいということになりました。みんなでS公園にでも行きましょう。第3作業所は人数が少ないので、どちらかについて行ってもらうことにします。お弁当もそれぞれで手配することにします」

 

はあ?

 

先月、その所長と第1、第2、第3作業所のレク実行委員が集まって「お花見はN公園(桜がきれいなけっこう大きな公園)にしましょう」と決めて合意したはずである。そして日程についても私が所長と話し合って決めた。お弁当の業者をどうしようか、今のところ2つ候補を出してメンバーから希望を聞いてみよう、そういうことをやっている段階だったのに、なんで実行委員会で決めたことを、職員が一方的に反故にして梯子を外されなければならんのだ。おそらく第1作業所のメンバーから反対意見が出たのだろうが、それならそれでもう1回実行委員会で意見を尊重して検討し直す、というのが筋である。

久々にちょっと怒った。私が人前で怒るというのはあまりないのだが、

「実行委員が集まって決めたことを鶴の一声で覆されるると、なんのために自分たちがいるのかわかりません。今後こういうことが続くようだったら、私はもう辞めます」

と強く言った。憤りを感じていたのは他のメンバーも同じで「それでいいと思う」と言っていたが、ボスは黙り込んでしまった。そもそもこの作業所は今のボスが立ち上げて、頑張って軌道に乗せてきたという経緯がある。数年前に所長が交代したので(交代した理由は世代交代的なものだと聞いている)、実質一番えらいのは今の所長で、でもうちのボスの影響力も大きくて、院政ではないのだがこの辺がややこしくなっている。どちらにしろ、いくら所長だからといって、いくら自分が育ててきた作業所だからといって、利用者ミーティングで「レクに関しては各作業所から実行委員を選出して、メンバーが主体的に進めていきましょう」と決めたのだから、なんの相談もなしに実行委員を飛び越して職員で勝手に話を変えてしまうのはおかしい。

なんかもう疲れた。「自分にばかり仕事が振られて、どうやって自己権利擁護をしようか」と思っていたのだが、もうそれ以前の問題。もう知らん。もう誰に何を相談したものか。はあ、ここはもっとアサーティブに言ったほうがよかったのか?今度必要なのはアンガーマネジメントか?

午前中だけ封入の作業をした後、今日は午後から福祉施設でSST講座があるのでお昼で帰った。今日は作業所で焼豚を作っていたので、買って帰った。ちょっと高いのだが美味いのでたまにはいいだろう。

焼豚

焼豚

家で昼食を食べたあと、30分くらい横になってから某福祉施設へ。14時からのSST講座に出たのだが、前回よりもかなり人が少ない。全4回シリーズの第2回目で、1回目の2週間前は出席者が10人以上いてかなり好評だった。今日もそれくらい集まるかと思ったら6人しかいなかった。なんでかな。やはりコロナウイルスの影響で、狭いスペースにたくさん人が集まるのを避けているのだろうか。

今日のテーマは「相談」。う~ん、まさに自分の苦手なところだ。どうしたらうまく相談できるのかな。前半は「いい相談のしかた」というのを軸に話が展開していき、後半はロールプレイ。このロールプレイこそがSSTの特徴。具体的な場面を設定して、相談者と相談される人で実際に相談の場面を再現してもらう。最初は講師の設定したシナリオどおりに「NGの場合」と「OKの場合」の二通りを台本にしたがって演じてもらい、見ていて感想を言ったりする。その後は参加者から実際に「今相談したいと思っていること」を募って、参加者のケースで実際にロールプレイしてみる。2人のケースをやってみた。自分はまさに作業所の件を相談したいと思ったが、状況が複雑すぎて今この場所で即興でロールプレイに取り上げてもらうのは無理だろうと思って諦めた。しかし今日の内容はとてもためになったので、今後どういう風に相談すればいいヒントをもらった。もう少しよく考えよう。


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